こんな悩みを解決する助けになればと思います。
この記事を書いている僕自身、当ブログにてWeb小説・Web漫画の感想を50本以上書いてきました。
もちろん、うまく感想を書けない事も多いです。
結構時間かかってしまったり、後で見返した時に、何言ってんだ?と反省して書き直すこともあります。
ですが、それなりにうまい感想の書き方について、ノウハウが溜まってきたので紹介します。
夏休みの読書感想文やブログで色んな作品を紹介していきたい人にぜひ。
簡単!漫画・小説の感想がうまく書ける3つの手順
手順は下記のとおりです。
・手順①:作品を読みながらメモを取る
・手順②:書いたメモを、文章の型に当てはめて感想文全体の骨組みを作る
・手順③:きちんとした文章にする
手順①:作品を読みながらメモを取る
正直、これが一番重要です。
作品を読みながらメモを随時取っていく事で、感想文の材料を集めていきます。
若干、めんどくさい感じがしますが「具体的に何をメモするのか?」については
至ってシンプルで簡単なので頑張って行いましょう。
具体的にメモすることは
・印象的だった場面
・その場面を読んで思った事
この二点だけです。
具体例を挙げましょう。
具体例 テニスの王子様1巻
適当に有名作から選んでみました。
僕が読んでみて印象的だった場面、思った事は次のとおりですね。
印象的だったシーン、思った事1
主人公越前リョーマの初登場シーン。
電車内でうるさくしてる学生たちに「ねえうるさいんだけど」と言う
→シンプルにかっけぇ
印象的だったシーン、思った事2
越前リョーマ vs 佐々部 での決め台詞「まだまだだね」
そして、それまで右腕でプレーしてたけど実は左利きだったことが判明したシーン。必殺のツイストサーブ。決めゼリフ「まだまだだね」
→手加減してたのに年上相手にあれだけのプレーをして圧倒するのはすごい!かっこいい!
印象的だったシーン、思った事3
越前南次郎 リョーマの父越前南次郎がちらっと登場
→気になる。今後どのように登場するのだろう?と思った。
印象的だったシーン、思った事3
青学レギュラー陣、それぞれの初登場。
→皆かっこいい、特に手塚部長
印象的だったシーン、思った事4
リョーマ vs 荒井先輩 ガタガタのガットでも普通に荒井先輩を圧倒する
→不二先輩も言ってたけど、弘法筆を択ばず。逆境をクールに乗り越える。
印象的だったシーン、思った事5
1巻ラストシーン。一人黙々と試合に備え練習する越前。
→ただかっこいいだけじゃない。その自信を裏付ける練習シーンもある。
大体こんな感じでした。
手順②:書いたメモを、文章の型に当てはめて感想文全体の骨組みを作る
次に前の手順で書いたメモをもとに、文章の型に当てはめて感想文の骨組みを作っていきます。
ここでいう文章の型とは次のとおりです。
結論→理由→具体的なシーン→反論への理解→再び結論
結論には、その作品を読んで思った事。
つまり前の手順でメモした、「その場面を読んで思った事」をまとめてこんな感じかなーって書いていきます。
理由には、そう思うに至った理由。
「印象的だった場面」と「その場面を読んで思ったこと」を繋ぐ架け橋となりそうな事を書きます。
具体的なシーンにはメモした「印象的だった場面」をそのまま簡単に書けばOK。
そして、反論への理解なんですが、これがちょっと難しい。
何を書くかと言うと、ここまで書いてきた「結論→理由→具体的なシーン」という一連の流れに対して「批判的な目を向けて反論意見を考える」って事をするんですね。
そして、それに対して理解を示すって事をします。
どうして、こんな事をするかと言うと、読者からの共感を得るためです。
逆の立場に考えてみると分かるのですが、一方的に意見を押し付けられるのって、例えそれが正論であってもなんか嫌な感じしますよね。
文章である以上、必ず「読者」が存在するので、読んでくれるであろう特定、あるいは不特定の読者に対する配慮も必要なわけです。
とはいえ、反対意見を考えるというのは中々難しいのも事実。
それに読者への配慮も必要なのですが、同時にこれは「感想文」でもあります。
自分の思ったこと書く場です。
なので、15分間考えてみて思い浮かばなかったら書かなくてもOK。
飛ばして、次の「再び結論」に移って感想文を締めてもいいです。
事実、僕も書かない事が結構あります。
反論への理解は上手く書ければ、より良い感想文になる。という追加要素的な感じで考えるといいです。
最後の「再び結論」はその通り、結論をもう一度述べましょう。言い方、書き方なんかを意味は同じだけど、ちょっと変えて言うとより良い感じになります。
という事で、前の手順で書いたメモをもとに文章の型に当てはめてみます。
結論:カッコいい!!
理由:出てくる主なキャラ達が皆カッコいいから
具体的なシーン:リョーマの試合シーン。左利きなのに右腕で普通にプレー。必殺のツイストサーブ。決めゼリフの「まだまだだね」。ガタガタのラケットでも華麗にプレーするリョーマ。あと青学レギュラー陣(特に手塚部長)。
反論への理解:ただカッコいいだけじゃねーか。そうゆうのは受け付けない。
スポーツ漫画じゃない。リョーマが生意気すぎる。っていう意見が出てきそう。
→最後のシーンはリョーマが黙々と練習して、試合にむけて準備しているシーンだった。そうゆう要素もきちんとあるよ。再び結論:やっぱりかっこいい
思った事に「かっこいい」が多かったので、シンプルにそれを結論としました。
理由としては、リョーマを始めとするキャラの面々がかっこいいから、と。
具体的なシーンとしては、まあリョーマの試合シーンや青学レギュラー陣の登場シーンですね。
反論への理解として、スポーツ漫画なんだけど、スポ根要素皆無に思える。ただカッコつけたチャラチャラ漫画。みたいな反論が来そうだなーと思ったので、理解を示しつつ1巻ラストには、越前の努力が垣間見えるシーンがあったので、加えて説明しました。
再び結論として、かっこいい。で締めます。
以上で手順②は完了です。
手順③:きちんとした文章にする
最後に文章として成り立つように、接続詞や言い回し等を加えていきます。
ここはもう、具体例を出した方が早いですね。
こんな感じです。
タイトル:「カッコいい」の宝石箱
読んだ感想としてシンプルに「カッコいい」。
なぜなら、出てくる主要キャラが皆、カッコいいんですよね。
例えば主人公のリョーマは、言動、行動、そしてテニスのプレーもすべてクール。
(そしてすごい生意気(笑))ホントは左利きなのに、普通に右腕でもプレーできます。そして必殺のツイストサーブは強烈。先輩部員にラケットを隠されるという嫌がらせをされるけど、借りたガタガタのラケットで先輩を圧倒してしまいます。極め付けは決めゼリフの「まだまだだね」
うん、しびれました。
あとは、なんと言っても青学テニス部レギュラー陣。もうすごい強そうなのがバンバン伝わってきます。特に手塚部長ね!
今後、リョーマがどのようにこの青学レギュラー陣と絡んでいくのか楽しみです。
こんな感じでかっこいいが渋滞を起こしてるんですが、そうゆうのが合わない人もいるかと思います。
スポーツ漫画といえば、スポ根!根性だ!とか、そもそもこうゆうカッコつけたキャラが受け付けん!みたいな。けど、この1巻最後のシーンなんかは、試合に向けて黙々と準備するリョーマにヒロインの桜乃が遭遇するっていうシーンなんですよ。
ただクールで生意気なだけじゃなく、しっかり努力もしていて、それがあの自信につながっているのかなーと。ただ、イケメンたちがカッコつけて、ラケット振り回してるだけじゃないんですよね。
というわけで、僕はこれまでかなりの数の漫画を読んできたのですが、ここまで「かっけぇー!」と連続で思う作品は初めてでした。
まさしく漫画界の彦摩呂的に言うと「かっこいいの宝石箱や〜」って感じですね。
こんな感じです。どうですかね?
まあ、文字数も660文字で、感想文として最低限のレベルはいってると自分ながらですが思ってます。
付け加えておくと、ブログ等で漫画の感想文を書く場合、印象的なシーンの画像と一緒に紹介するのもいいですね。(※ただし、引用の範囲内で!)
悪用厳禁 最後に反則技も紹介しておきます
ここまで漫画・小説の感想の書き方ということで、3つの手順に従って書いてきました。
最後に3つの手順とは別に奥の手というか、反則技も紹介しようと思います。
他の人の感想文のロジック、内容を参考にする
これです。
ただし、一つ誤解してほしくないのですが、パクるのは駄目です。
あくまで感想文の流れやロジック、言い回しを参考にするのです。
ほんと恐縮ですが、例えば上記で書いた僕の感想文を参考にする場合。
紹介する作品は、、そうですね小説にして「ハリーポッターと賢者の石」にしましょう。
ざっとこんな感じ。
タイトル:「ワクワク」が止まらない(「カッコいい」の宝石箱)
もう単純に読んでいてワクワクが止まらなかった。
(読んだ感想としてシンプルに「カッコいい」。)なぜなら、ファンタジー作品としての王道が詰まりに詰まっているからなんですよね。
(なぜなら、出てくる主要キャラが皆、カッコいいんですよね。)例を挙げると、主人公のハリーポッター達がホグワーツ魔術学校へ向かう列車に乗り込むシーンとか!
ロンドン、キングズ・クロス駅、9と4分の3番線から乗れてるんですが、そこへ行くには、9番線と10番線の間にある柵の壁に直進する必要があるんですよ!!ほんと面白い!!
(例えば主人公のリョーマは、言動、行動、そしてテニスのプレーもすべてクール。)他にも、ホグワーツでの日々の授業やクィディッチでの試合などなど。
(ホントは左利きなのに、普通に右腕でもプレーできます。そして必殺のツイストサーブは強烈。先輩部員にラケットを隠されるという嫌がらせをされるけど、借りたガタガタのラケットで先輩を圧倒してしまいます。極め付けは決めゼリフの「まだまだだね」)ほんとページめくる手が止まらなくて、気づいたら夜中になってました。
(うん、しびれました。)あとは、なんといっても両親の仇である、ヴォルデモートの存在。
(あとは、なんと言っても青学テニス部レギュラー陣。もうすごい強そうなのがバンバン伝わってきます。特に手塚部長ね!)今回はこのような形での登場でしたが、今後どのような展開になるんですかね。
(今後、リョーマがどのようにこの青学レギュラー陣と絡んでいくのか楽しみです。)こんな感じでファンタジーがてんこもりなんですが、ファンタジーなんか子供が観るものだ!!って思う人もいるかと思います。
(こんな感じでかっこいいが渋滞を起こしてるんですが、そうゆうのが合わない人もいるかと思います。スポーツ漫画といえば、スポ根!根性だ!とか、そもそもこうゆうカッコつけたキャラが受け付けん!みたいな。)けど、映画化もされていて、全世界の人々が観た作品ですし、賢者の石の謎や黒幕(今作の)の正体など大人でも楽しめるようになっています。
(ただクールで生意気なだけじゃなく、しっかり努力もしていて、それがあの自信につながっているのかなーと。ただ、イケメンたちがカッコつけて、ラケット振り回してるだけじゃないんですよね。)ってなわけで、今更ながらなんですが、やっぱこれぞファンタジーって感じの作品でしたね。
(というわけで、僕はこれまでかなりの数の漫画を読んできたのですが、ここまで「かっけぇー!」と連続で思う作品は初めてでした。まさしく漫画界の彦摩呂的に言うと「かっこいいの宝石箱や〜」って感じですね。)
言い回しやら言い換えが思いつかないときには、Googleで「○○(その単語) 類語」で検索すると良いです。
この記事、上手く感想書けてるなーってのを見つけたら、とりあえずブックマークしておいて、後々参考にするようにするといいでしょう。
ただし、何度も言いますが丸パクリするのは厳禁です。
以上、小説・マンガにおける感想の書き方でした。