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【ネタバレ注意】『シン・エヴァンリオン劇場版:||』感想 15年経って観た最後のエヴァは

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頭の中で思ってること全部書き出してったら、感想というより雑感に近くなってしまった。非常に読みづらいし中身ないっす。ご容赦を。ネタバレもあります。

ついに来たシン・エヴァンゲリオン。公開日の3月8日に午後有給取って行ってきた。

正直、エヴァをいつ初めて観たのかは覚えてない。多分深夜のTV版の再放送だと思う。新劇場版「序」を映画館で観た記憶はあるから最低でもエヴァ歴は14、5年ぐらいか。2007年はまだ中学生。ちょうどシンジくん達と同じ年齢。

当時はとにかく主人公のシンジくんがウジウジしてるなーという印象を持ち「なんだよしっかりしろよ!」なんて思いつつ、それでも傷つきながら立ち上がり成長していく姿をみて、加えて多くの考察が巻き起こるその深い世界観にハマっていった。そんなエヴァが終わる。なんか感慨深かった。

絶対にネタバレは避けたかったので、当日の午前中はスマホをオフ。ネットも遮断。仕事に集中した。

んで、午前の業務終了。速攻で映画館へ.。
ちょっとハプニングはあったけど、無事映画館へ着く。予想通り観客は多く、席はほぼ満席。密オブ密。全員、決着を付けに来た目をしていた。映画館のスタッフの方々が大変そうだった。

そして、幕が上がる…
シンジ、レイ、アスカ、マリ、ミサトさん、カヲルくん。皆のスクリーンでの最後の活躍を目に焼き付ける。ラスト、シンジとマリが階段を駆け上がる。だんだん引きになっていって、いつの間にか実写。どこかの駅。

そしてエンドロール。流れる宇多田ヒカルの「One Last Kiss」と「Beautiful World -Da Capo Version」最後旧劇のように何かあるかな?って思ったけど「終劇」のみ。ああ、ほんとにエヴァは終わったんだって思った。

帰り道は若干放心状態でフラフラになりつつ、Twitterに流れる感想ツイート見ながら帰宅。

とまあ、こんな感じで終わりだったらいいんだが、未だに頭フラフラしてて仕事に身が入らない。あれおかしいな、別に俺ここまで超熱心なエヴァファンってわけではないんだが。それにどこか心にぽっかり穴が開いた感じもする。フラフラな頭で考えてみて、その原因が分かった。

まず皆の「感想」の熱量に対して反応してしまっているんだと。Twitterはじめブログ(主にはてな)、ネットニュース、2chまとめそしてYouTube。普段目にするものここ数日エヴァで溢れている。そして人それぞれみんな違う。それぞれの人なりの今回のシンエヴァに対する思いがあった。それにこちらも感化されちゃって頭休まらないんだな、と。

以下、印象に残った感想とか。

ありがとう、シン・エヴァンゲリオン

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「キモチワルイ」 シン・エヴァンゲリオン感想・考察

「さようなら エヴァンゲリオン」の意味

賛と否でいえば賛の方が多い印象。賛派の特徴として、様々な角度からの賛があって最後はありがとうエヴァンゲリオン、さよならエヴァンゲリオン締め。否は、アスカの件やハッピーエンドで綺麗に終わってしまったことに対してが多かった印象。この綺麗に終わってしまったっていうのには、これから話すことと思いっきり矛盾するんだけど、少し分かる。実は旧劇のラスト終わり方とか超好きだったりする。ああゆう狂った終わり方に期待していた自分が少しだけいた。。

という事でじゃあお前はどう思ったんだよって話だけど、結論、最大級の賛。これ以上ない終わり方だったと思う。理由は、今この瞬間も絶えず語りたいことがありすぎて文字を打つ手が止まらないから。

次々と頭の中に、シンジの、レイの、アスカの、マリの、ミサトさんの、カオルくんの、ゲンドウの。もちろん他登場キャラ含め全員の輝いてたシーンが思い浮かぶから。もちろん微妙だった所もそりゃあるけど、賛の比じゃない。見事に風呂敷を畳んだ。

あと感じたのが、圧倒的「俺、歳とったんだなー」感。TVシリーズをリアルタイムで観てた人に比べたら全然だけど、それでも14年間である。どうして歳の事を感じたのかというと、冒頭の方でも書いたんだけど、14歳の時の俺はシンジくんをみて「なにウジウジしてんだ。さっさとエヴァ乗って使徒倒せ」って思うことが多かった。けどQやシン・エヴァでは

シンジ君可哀想すぎない?

大人たち酷すぎない?

と同時に「あ、でも大人たちもこうするしかないやつだ」ってのも理解してた。だって使途を倒すにはエヴァに乗るしかなくて、そのエヴァに乗れるのは限られた中学生のチルドレンだけだから。この感想の変化が年を取ったと。14歳の時の自分は割と人生で大きめの目標を抱えていて、それに全力で突き進んでいた。だからシンジ君ウジウジと思って、まあ、あと自分の中で当時ロボットアニメの代表作がガンダムSEEDだったんですよ。それで主人公がスーパーコーディネーターのキラさんでしょ。そりゃ、ね。

けど色々困難もあって結局、その目標を諦めて、折り合いをつけた自分。シンジ君は序盤鬱みたいになってたけど、実際に鬱になって心身ボロボロになってしまった人もこの目で見てきたりもしている。

まあ、ようするにまとめると、歳を重ねると、見る角度も変わるから感想も変わるよね。っていうどの作品にも共通する至極まっとうな話。ただ、エヴァはそれが顕著だなと思う。

はい。ということでもっと庵野監督についてや映像手法とかについても深く語りたいところだけど、今の俺ではこのくらいの感想の強度が限界なので、あとは思ったことを箇条書きで。

・ヒロインズ達掘り下げての感想としては、綾波(黒)可愛い。前半綾波(黒)をメインにがっつり描いて、シンジ君に立ち直るきっかけを与えてくれた。後半、髪伸びた序・破の綾波も登場。こちらも、もちろん可愛い。ってかずっと初号機の中にいたのか…
エヴァに乗らない幸せをカヲルくんと見つけてくれ。

・アスカ×ケンケンは完全に予想外だったけど、ケンケンがイケメンすぎた。きっと過酷な世界を生きてく中で色々あったんだろうな。流石に14年間は待たせすぎだなシンジ。それでもたかが14年前に一時期同じ屋根の下で暮らして、エヴァパイロットとしてちょっと一緒に戦ったぐらいのシンジくんをQ、シン・エヴァでここまで気にかけてくれるアスカはほんと健気。だって14年前だぜ。自分で例えてみると14年前、序観た時から今ぐらいまでの期間。いや、なげぇ!

・惣流の方のアスカって出てきたの?ゴルゴダオブジェクトの中での旧劇ラストの浜辺
にいたアスカはどっち。てかアスカもシンジ君も「好きだったよ」って過去形で言い合うの切なすぎないか…

・メインヒロインの一人である、カヲルくん(え、違う?)が一番エヴァから解放されたって事でええんか?棺の数があれだけあったのには驚いた。無限ループに閉じ込められてたのか?あと加持さんからの「渚司令」には一番驚いたんだが、この加治さんには色々と俺の中で仮説が生まれてて、別記事で考察する予定。

・そしてマリ!!!きた!!まさか最後シンジ君の隣にいるのがあなたとは!!いぇえええい!!とはいえ、漫画版では完全別の人間とはいえアスカエンドだったし旧劇もまあ同様。レイと一緒になるのは彼女の存在性質上無理そうなので、そうなるとマリしかいないんだよね(後出しじゃんけんなら何とでも言える)。あと個人的に言えば中の人(坂本真綾さん)の超ファンなんで、そうゆう意味でも満足。てかFF7のエアリスもそうだが、ほんといい役勝ち取りますな。

他には

・父ゲンドウも結局シンジくんと同じだったってことね。あそこまでしっかりゲンドウの内面を描いたのは意外。ほんと不器用すぎ。壮大な親子喧嘩や。

・今回マリ以上に株をあげたであろうミサトさん。俺たちのミサトさんが帰ってきた。
ミサトさんが俺らの知ってるお馴染みのあの感じになって、息子の加持リョウジと息子のように思って接したシンジ君の写真見ながら特攻するシーンとか声上げて泣きそうになった。ってか今でも思い出して泣ける。ただどちらにせよ、ミサトさんは死ぬ運命なのか。止められない喪失の予感。

・気合でLCL化を止める冬月。

・コウジ、ヒカリ、ケンスケ。お前ら…生きていたか。嬉しいぜ。

・カヲル君=ゲンドウ説もあるらしい。綾波=ユイだから、最後ホームの向こうにその二人が居たって説もあり。

・やっぱ本作を観ると空白の14年間がより一層効いてくる。色々想像が膨らむ。

・ってか14年後ひょっこり戻ってきて色々やらかしつつも、最後は皆を救い救われるシンジさんやっぱ主人公っすわ。シン・エヴァ後半のシンジくんは最高にカッコ良かった!

・エンドロールでOne Last Kissの後に流れた「Beautiful World -Da Capo Version」ダ・カーポ(da capo)は、イタリア語で「頭(はじめ)から」って意味らしい。これもループを暗示?

・これから考察がネットの海に溢れると思うが楽しみ。今のところ以下の動画の考察は他の人にはない独特な視点があって好き。

・ただ考察に絡めて言いたいのが、たしかに本作ではものすごく丁寧に解説してくれるシーンが多いんだけど、ハッキリと100%こうです!って言ってるのって実はそんなに多くないと思うんですよね。ってか後半新しい用語出まくりで頭パンクしたわ。

・まあ円盤等での公式資料で色々明かされる可能性もあるけど。結局はすべて庵野監督の頭の中。んで、庵野監督のこんな記事もあったんで、たぶん答えは分からないんだろうな。

・これは冗談として聞いて欲しいんだけど、庵野監督にもう一度エヴァを描いて欲しいのならシンジくんを400億の男にするしかないと思う。それで、株式会社カラー関連の他の作品は一切見ない。一銭も払わない。そんで会社が傾きかければ、経営者でもある庵野監督は会社やってくためにエヴァにまた手を出さざる負えないでしょみたいな事を考えた。

・んで、こっちはマジなこれからのエヴァに関する話で、すでに何年か前に庵野監督がインタビューで答え言ってた。エヴァをガンダムのようなシリーズものにしたいと。多分庵野監督はもう作らないと思うけど、他の人が作ったエヴァは多分やるよね。

最後に

ということで、ずらーっと書いていって、だいぶ気持ち悪い文章だし後で見返したら頭抱えたくなる黒歴史記事かもだけど、満足。

あーあ、ほんとにエヴァが終わったんだな。この記事は数日掛けて書いていったんだけど
最後の方になってきてようやく頭のフラフラも落ち着いてきた。あと数日もすれば完全に収まると思う。ただアラサーにもなってこっから徐々に感受性も失っていくかもしれない自分がこんなに夢中になれて良かった。これからの人生を見直すきっかけにもなって、ほんとまだギリ20代なので、今のうちにやりたい事にはどんどんやっておこう。人間いつ死ぬか分からない。とりあえずエヴァ完結まで生きれた。

そして2021年、アラサーの俺でも、こんなに夢中になるコンテンツを提供してくれた庵野監督、新劇場版エヴァ作成に関わってくださったすべての方に感謝。

ありがとう、エヴァンゲリオン。
そして、さよなら、エヴァンゲリオン。

さよならはまた会うためのおまじない。

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