最近アニメ化企画が進行中であることが発表された『悪役令嬢なのでラスボス飼ってみました』の感想書いていきます。
悪役令嬢なのでラスボス飼ってみました あらすじ
婚約破棄のショックで前世の記憶を思い出したアイリーン。
ここって前世の乙女ゲームの世界ですわよね? ならわたくしは、ヒロインと魔王の戦いに巻き込まれてナレ死予定の悪役令嬢……冗談じゃなくってよ!
こうなったらラスボス(魔王様)を攻略して死亡フラグを回避しましょう。悪役令嬢に転生してしまった私tueeeeな主人公が、ヒロインと元婚約者と幼馴染み達にざまぁしたり、事業やら何やらで部下(下僕)を順調に増やしたり、魔王様に愛されたりするお話。
悪役令嬢なのでラスボス飼ってみました 感想
タイトルの通り悪役令嬢モノ。
婚約破棄イベント時に記憶が戻って、そこから巻き返しを図っていきます。とはいえ、完璧に記憶が戻ってる訳ではなく断片的なところもポイント。
ゲーム内のヒロインの1人も転生者だったり、シリーズものとして出てたゲームだったため、ナンバリングごとにシナリオがあったりなど(個人的には第二部が好き)、捻ってはあるものの、悪役令嬢モノとしてテンプレな作品。そう言ったストーリーとしての面白さと、キャラ同士の掛け合いが魅力で、そこで違いを作っていくタイプかなと思いました。
特にというか、やはりというか、アイリーンとクロードのやり取りにはクスリときますし、クロードの配下であるベルゼビュートやキースも魅力的なキャラで、彼ら含めたドタバタな展開には読んでて面白いし、ページ捲る手が止まらないんですよね。
昨今、異世界転生モノが乱立しすぎて、メインの軸は、そこにありつつも少しズラしたり奇抜な設定を入れたりして、オリジナリティある作品にしようとするモノが多い。ですが、悪役令嬢モノに関しては、素直にストーリーは滅亡回避がメイン。そしてキャラの魅力や、恋愛要素で勝負というのがいいのかな?と本作を読んでいて思いましたね。