裕夢さん大人気のライトノベルで、『第13回小学館ライトノベル大賞』優秀賞受賞作!
通称「チラムネ」とも呼ばれる『千歳くんはラムネ瓶のなか』の全巻あらすじを紹介します。
千歳くんはラムネ瓶のなか あらすじ
千歳くんはラムネ瓶のなか
『五組の千歳朔はヤリチン糞野郎』
学校裏サイトで叩かれながらも、藤志高校のトップカーストに君臨するリア充・千歳朔。
彼のまわりには、外見も中身も優れた友人たちがいつも集まっている。圧倒的姫オーラの正妻ポジション・柊夕湖。
努力型の後天的リア充・内田優空。
バスケ部エースの元気娘・青海陽……。仲間たちと楽しく新クラスをスタートさせたのも束の間、朔はとある引きこもり生徒の更生を頼まれる。
これは、彼のリア充ハーレム物語か、それとも――?第13回ライトノベル大賞、優秀賞受賞。
新時代を告げる“リア充側”青春ラブコメ、ここに堂々開幕!!
千歳くんはラムネ瓶のなか 2
「千歳しかいないの。どうかお願いします。私と付き合ってください」
面と向かって女の子にこんなことを言われたら、大概悪い気はしないだろう。
それが、七瀬悠月のようなとびっきりの美少女ならなおさらだ。でも、うまい話には大概裏がある。
美しい月の光が、ときに人を狂わせるように。これは、そうして始まった、俺と七瀬悠月の偽りの恋の物語だ。
――人気沸騰の“リア充側”青春ラブコメ、待望の第2弾登場!
千歳くんはラムネ瓶のなか 3
「君」にさよならを。
6月の進路相談会で顔を合わせて以来、俺と明日姉は学校でも会うようになった。
まるでデートのように出かけることも増え、俺は嬉しい反面……どこか切なさにも似た感情を抱えていた。
それがひどく身勝手なものだということも理解しながら。明日姉は、東京にいく。物語を「編む」人になるために。
俺は、笑顔でこの人を送り出せるだろうか――。大人気“リア充側”青春ラブコメ、第3幕。
遠い夏の日。君とまた会えますように。
千歳くんはラムネ瓶のなか 4
インハイ予選を終えた7月。陽はチームの新キャプテンになった。
仲間とぶつかり合いながら切磋琢磨し、ともに高みを目指す日々。その姿はやけに眩しく、俺の心を揺さぶった。
そんなとき、野球部のエース、江崎が現れる。
「朔……頼む、野球部に戻ってくれ。どうしても、お前の力が必要なんだ」
――あの暑い夏の日。自分で止めた時計が、もう一度音を立てて動き出した。
これは、挫折と葛藤、そしていまだ胸にうずく“熱”の物語。
あの夏を終わらせて、もう一度、夏を始めるための物語。
千歳くんはラムネ瓶のなか 5
いつかきっと、この日々を思い出す。
夏休み。藤志高では恒例の、2・3年合同の勉強合宿。
と言っても、2年生の俺たちにとっては、仲間たちと夏のイベントを楽しむいい機会だ。どこまでも青い空と海。色とりどりの女子の水着。夜、ふたりきりのナイショ話。男だけの温泉回(?)……。
眩しい光景を見つめながら、あるいは目をそらしながら。
俺たちは、こぼれ落ちそうな思い出を、ポケットいっぱいに詰め込んでいく。――なにかが変わる夏が、賑やかに密やかに、幕を開けた。
千歳くんはラムネ瓶のなか 6
私を見つけてくれて、ありがとう。
すべては変わってしまった。
唐突に、劇的に。どうしようもないほど残酷に。けれど、ひとりで塞ぎ込む時間を、彼女は与えてくれなかった。
「あの日のあなたがそうしてくれたように。今度は私が誰よりも朔くんの隣にいるの」――1年前。まだ優空が内田さんで、俺が千歳くんで。
お互いの“心”に触れ合ったあの日。俺たちの関係がはじまったあの夜を思い出す。優空は言う。
「大丈夫、だいじょうぶ」
月の見えない夜に無くした何かを、また手繰りよせられるというように。……俺たちの夏は。まだ、終わらない。
千歳くんはラムネ瓶のなか 6.5
ばいばい、恋した一度きりの夏。
「ばいばいみんな、また二学期にな」
それぞれの思いが花火のように夜空を染めた夏。
少女たちは、再び手を伸ばす。心の奥に沈む、大切な月を掬えるようにと。
熱く駆けぬけた季節を終わらせ、もう一度歩き出せるようにと。
終わりはきっと、なにかの始まりだから。短夜を彩る珠玉の「長篇」集。
――だから、ばいばい、人生で一度きりの夏。
コミック:千歳くんはラムネ瓶のなか あらすじ
千歳くんはラムネ瓶のなか 1巻
「5組の千歳朔はヤリチン糞野郎」――。学校の裏サイトで叩かれながらも、高校のトップカーストに君臨するリア充・千歳朔。彼の周りには、美少女やイケメンの仲間が勢揃い☆ 順風満帆な学生生活の中、朔は突如、引きこもりの非リア充・山崎健太の更生を頼まれて――!?
千歳くんはラムネ瓶のなか 2巻
藤志高校のトップカーストに君臨するリア充・千歳朔は、不登校中の非リア充・山崎健太の復学を担任の教師から頼まれた。仲間の美少女・柊夕湖を連れて、健太に復学を説得する朔。だが、健太は「俺がリア充になるまで指南してくれ!」と復学の条件を朔に出して――!?
千歳くんはラムネ瓶のなか 3巻
藤志高校のリア充・千歳朔は不登校中の非リア充・山崎健太を復学させた。復学後の健太は朔の仲間と付き合いながら、自身もリア充になるべく服装を一新し心身を鍛えていた。しかし、別のリア充グループのリーダー・上村亜土夢に絡まれ、朔がフォローして――!? 「リア充vsリア充」勃発!?
千歳くんはラムネ瓶のなか 4巻
山崎健太はリア充になるために神と崇める千歳朔の指導を約三週間受けてきた。生まれ変わった自分を見せるべく、不登校の原因となったオタサー仲間だった美姫、蓮、隼人に会うことに…。しかし、三人からは罵詈雑言の嵐!心を深く抉られた健太の前に、朔が降臨して――!!健太の非リア成り上がり物語はクライマックスへ!そして、新章「偽物の恋の物語」開幕!