ライトノベル

『現実主義勇者の王国再建記 1』感想 国を立て直すためソーマは奔走する

小説家になろうで連載されていた時にも何度も読んでいた作品。アニメ化ということもあり、購入して読み直してみました。

現実主義勇者の王国再建記 1 あらすじ

「おお、勇者よ!」
 そんなお決まりのフレーズから異世界に召喚された相馬一也の冒険は――始まらなかった。
自らを守るためにした富国強兵の献策が国王に気に入られてしまったソーマは、なんと王位を譲られてしまう! しかも国王の娘を婚約者とされ、逃れられない状況になってしまい――。
こうしてソーマは冒険に出ることもなく、国を再建するための人材募集を始める。これから出会う人々は、果たしていかなる多種“多才”な能力を持っているのか……!?
「小説家になろう」発、かつてない革新的なファンタジーがここに開幕!

現実主義勇者の王国再建記 1 感想

当時は希少な即王位継承からの内政ファンタジー、そして最高の「間」

まさかの勇者として召喚されたのに、王位を譲られて内政パターンって作品がなろう連載当時はあんまなかったなーと。

それでここから怒涛の改革、改革の嵐になっていくんだが、その過程でこの世界のことの説明や婚約者となったリーシア登場したり、ソーマが勇者として召喚された際に授かった【モノに自分の意識をコピーし、操る能力】通称「生きた騒霊(リビング・ポルタ―ガイスツ)」の説明があったりする。

そんな中で特にこの作品は「間」が良い。例えばエルフリーデン王国の直近の問題点としてケイオス帝国から支援金を払うよう圧力がかかっているんだが、リーシアが王都パルナムに地方の巡察から戻ってきた際には解決している。

さらにそれまでの道中リーシア目線で城内の雰囲気が以前とガラッと変わっている事が示唆されてて、おそらくソーマが召喚されてから一週間ぐらいだと思われるが、その間に何があったのか妄想が膨らむ。この後もいつの間にかソーマが色んな改革をしていたことが場面場面で判明して、それの出し方が絶妙なんですよね

人材集め、玉音放送、集う優秀な仲間etc 見どころ沢山

1巻の内容として、本作の名場面の一つである「才あらば用いる」の人材集めや、玉音放送を使ったあれこれ。新たな都市(海の近くの町?)の建設や、アイーシャの神護の森での災害、そして三公との対立など盛り沢山。

次々と展開されていって目が回りそうなんですが、合間合間にムサシ坊やくんの話や、リーシアとアリーシャとのデートみたいなシーンもあったりして癒しもちゃんと用意してくれてるのが良かったですね。

今後は三公との争いが中心。売れるべくして売れた作品

はい、ということで1巻はまあ主に内政が中心だったんですが、2巻以降は三公との争いも本格化してソーマが戦場に出ていく事になります。

より現国らしい話盛り沢山なんですが、改めてこの作品の冒頭の話の濃さね。

なろうで読んでいたぶりに読んだんですが、投稿サイトでいかにして読者に読んでもらうために最初面白い展開に持っていくかってことが、書籍化されてもその良さは引き継がれてて、売れに売れてアニメ化まで行ったのだなーと思いました。

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