Web小説感想記事41作品目。
カクヨムで読めます「やおよろズ!」です。
やおよろズ! あらすじ
地獄の底の釜は開き、這い出た悪魔によって東京は崩壊した。天国の扉は開き、舞い降りた天使によって東京は廃墟と化した。人々は絶望し祈りを捧げる。救世主へでもサタンにでもない。今、信仰を取り戻した日本の神々による反撃が始まる。その数総勢――八百万。
やおよろズ! 感想
タイトルのやおよろず!ですが、八百万(やおよろず)と書いて、「数がきわめて多い。」という意味になるんですね。
恥ずかしながら、そんな表現というか、言葉があることを初めて知りました。
そして、八百万の神(やおよろずのかみ)=あらゆる神々。なんていう表現もあったりするわけです。
というわけで、やおよろズ!というタイトルも、もちろん言葉の意味そのものに加え、他の悪魔や西洋の神々も登場することから、「’s=ズ」ってな感じでカタカナで表したのかなーなんて思ったりしました。
ま、これは僕の勝手な予想なんですけど。
それで、肝心のストーリーの方も、よく考えられてるなーと。
沢山の神やら悪魔が登場する中で、それぞれのキャラ自体の特徴はもちろん、背後にある設定だとか関係性もきちんと描かれてました。
元々作者さんは、そうゆう神話に関する知識があったのか分からないんですけど、もし知らずに1から調べたんだったら大変だっただろうなー。
加えて、オリジナリティというか、上手い展開を作ったりもしていて、
例えば、スサノオ。
結構、序盤に登場してくれて、戦闘シーン多めなんですが、使い魔に元の設定では自ら退治したヤマタノオロチを従えてたり、
対する相手は、「黙示録の獣」なんていう世界の終焉に現れる7本の頭を持つドラゴンだったりして、8本の頭を持つ蛇VS7本の頭を持つ龍。なんて対決もみれるわけです。
そうゆう熱い展開を作り出すのも上手くて、面白いなーなんて食い入るように読んでしまいました。
ただ一つ残念なのが、更新が途絶えてしまっていること。
現時点で全開が2017年なので、今後の更新、どうですかね。
気長に待つとします。