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奪われた記憶を取り戻す『妖しいご縁がありまして。』感想

久々エブリスタの作品。
汐月 詩さんの『妖しいご縁がありまして。』です。

妖しいご縁がありまして。 あらすじ

「決して手を離してはいけないよ」
そう、言われていたのに──
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
夏祭りの日。祖母の言いつけを守らなかった八重子(やえこ)は、田舎町で過ごした数年間、友達、祖母の記憶を無くしてしまう。

時は過ぎ、祖母の死をきっかけに再び田舎町で暮らすこととなった八重子。友達と再会したり、罠にかかった狐を助けたり、田舎町暮らしは順調な滑り出しだった。

そんなある日、

「おまえ、面白いものを無くしているな」

突然現れた失礼な男。
なんと、この前助けた狐だった──!?

無くした記憶を取り戻すため、八重子と狐の二紫名(にしな)はご近所を巡る旅(?)に出る。

人との出会い
人ならざるものとの出会い
そして祖母の想いが、八重子を変えていく。

記憶が戻った時、心に残る感情は果たして──

妖しいご縁がありまして。 感想

記憶を無くしたというより、奪われたって方が正しくね?

ということで、奪われた記憶を取り戻す条件として、二紫名から提示されるキーワードをもとに探し物をする。その過程で出会う人々との交流がこの作品の肝の一つで良い点でした。そしてオチまでの流れも自然でスラスラ読める。他にも古き良き田舎の情景が目に浮かぶようで、シンプルに描写力が見事なんですが、まあ主人公のように、いきなり田舎に引っ越すなんて親から言われたら俺だったらブチ切れてたかもですね。

途中で出会っていく妖達も魅力的でした。

あとエブリスタ作品って、基本1ページあたりの文字量が少ないんですよね。本作はページ数で言うと200ページ弱なんですが、2時間あれば読めちゃうので個人的にはちょうどいいよなと。

そして、なんといっても二紫名ですよ。。こいつ、、意地っ張りな奴ですね、、

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