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勇者を再定義「勇者のクズ」【感想】

友達とビールを飲み、安くて美味いピザでも食って、ゲームをする。
これ以上に重要なことがあるだろうか?

1ページ目、こんな言葉で締めくくるカクヨムの「勇者のクズ」

Web小説感想26作品目です。

感想書いてきます。

勇者のクズ あらすじ

魔王化手術の横行によって、お金持ちのヤクザが「魔王」と化し、彼らを殺す商売が「勇者」として合法化した現代社会。
ビールとピザと、友達とのカードゲームを愛するチンピラ勇者・ヤシロは、三人の勇者志願の女子高生と出会う。
目先の金に目がくらみ、彼女らの家庭教師を引き受けたことから、ろくでもない危険な事件に巻き込まれる。

勇者のクズ 感想

ハードボイルドな作風が特徴で作品全体の雰囲気を作っていました。

そして、勇者ヤシロ。
このキャラのおかげで今までの勇者像が良い意味で崩れていきます。

個人的なこの作品の見所は主人公のバトルシーン。知覚する速度を速めて、体感時間を長くする感じの能力を主人公は持っているのですが、その描き方が良い。

ほんとその場面が目に浮かぶ。
主人公と同じ瞬間を共有しているような感覚になる。

ということでバトル好きにはおすすめ。

あとはよくこれだけ濃いキャラというかヘンテコなキャラを作者は上手く描けるなーと。

勇者見習いの3人のこと。

特に城ヶ峰。
あのことごとく「ズレた」感じには驚いた。
自分にはあの発想はない。

そうゆう予想外というかびっくり箱のような展開が次々と起こって楽しめた作品でした。

書籍版もあります。

良かったらぜひ!

勇者のクズ1 (カドカワBOOKS)