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勇者もないものねだり「脱法勇者」【感想】

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Web小説感想記事45作品目。

ノベルアップ+で読めます「脱法勇者」です。

脱法勇者 あらすじ

剣も魔法もすべて違法 合法的ファンタジー

冒険と英雄の時代は、リクが生まれたときにはもう終わっていた。
平和になった世界では、武器も魔法もすべて違法。
かつての英雄は、法律で牙を抜かれ、りっぱな社会不適合者と化した。

そんな世界で。
最強の勇者夫婦の子供として生まれたリク。
彼を監視する幼なじみの法律家アルル。
二人の合法的ファンタジー。

リクは絶大な潜在能力を持つ。
冒険と人助けにあこがれるが、理不尽な法律にしばられる。
彼の武器は「世界の半分を手に入れる」という「ある能力」。

アルルは違法行為をした勇者を完全に無力化できる。たとえ相手がどんなに強くても。
ただし戦う力はない。
彼女の目的は、リクが「ある能力」を自覚しないよう防ぐこと。

平和な日常が続くはずの世界に、消えたはずの過去の奇病がよみがえる。
リクはこの土地を救わなければならない。
かつての最強の英雄たちに接触し、
その中から犯人を見つけ、
倒すのだ。

しかも「合法的」に。

脱法勇者 感想

主人公は生まれる時代を間違えた。といえばそれまでなんですが、とは言っても十分すぎるほど恩恵も受けていて、例えば毎月、何もしなくても国からお金を貰っていたりします(優雅に暮らせるほどの)。

というか、「何もしない」のが仕事みたいなもんなんですよね。

普段、平日せっせと働いている僕からしたら、物語の中での話なんですが羨ましいと思ってしまいました。

けど、主人公はそんな状況を窮屈に思っていて、あれやこれやと”グレーゾーン”を攻めて合法的にやっていくんですが、

実は現実世界にも、同じように親の遺産とか土地とかで何もしないでも暮らせるだけのお金が手に入っちゃうって人が一定数居る。

そうゆう人を何人か知ってるんですが、皆ほんと暇そうに生きてて、人生つまんないとか言ってたりするわけで、読んでいてその人たちのことを思い出して、人って結局ないものねだりだなーなんて思ったわけです。

とまあ、ファンタジー作品の感想なのに、妙に現実世界とリンクした感想を持ってしまい不思議でした。

ストーリー自体、まだ40話なんですけど、丁寧に描かれてるなーと感じます。

タイトルに「脱法」とあるだけあって、武器禁止法、魔法禁止法、勇者規制法、とか法律も出てきて、しっかり定義する必要があるからかと。

”ひのきのぼう”とか裁縫とか一部合法?というかこの作品の肝である抜け道が披露されましたが、今後もどのような合法が登場するのか楽しみ。

幼なじみの法律家アルルも頻繁に登場しますが、エルフのリリヤが結構気になる存在ですね。

というわけで、ノベルアップ一発目の作品感想なんですが、最近開始したといえ、やはりランキング1位の作品は面白いですな。

以上。

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