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小説家になろうで読めます「転生!異世界より愛をこめて」です。
転生!異世界より愛をこめて あらすじ
世界は俺中心に廻っている、そんなふうに考えてた時期が俺にもありました。えぇ、そんなことはないんです。世界は金で勝手にクルクルやってるみたいでして、それはもう俺の意思なんて関係なく、日々飽きもせず大回転ですよ。ふとそれに気づき始めたのは高2の夏でして、いくら待っても美少女は降ってこない、どこぞやの組織に拉致されない、授業中にテロリストやってこない、もう俺なんで生きてるんだろう、某涼宮さんじゃないんですけどね、自分の小ささというか現実とかいう糞みたいな物を受け止めざるを得ないなぁなんてそんな悟りを開き始めてた時期だったのですが、俺は勘違いしてたんですね。そういう何かしらのチャンスっていうかオポテュニティ?そういうものがあっちから訪れる訳がないということに気付くんです。ああ、なぜもっと早く気づかなかったんだろう、だけどそれに気づいた俺が歓喜してる暇なんてない。すぐさま行動に移しましたとも。そしたらね、死んじゃいました(笑) 俺、転生。
転生!異世界より愛をこめて 感想
「たとえ地がお前を揺らそうと暴れても。
たとえ風がお前を吹き飛ばそうと吠えても。
お前はヘラヘラ笑ってそこに立っとけ。邪魔する奴は蹴散らせ。
ああ、お前が正しい。迷ったら進め。
そうだ、それで合ってる。レイヤ」最終章「強くて優しい人達」より
以前読んでた。久々見たら完結済みということで、改めて再読。
やはり面白い。
ルゥラ、リミレト、と聞いたことあるような呪文が作中出てくるんですが、
主人公の能力が「創造」っていう何でもありな力で、一歩間違えると
物語自体が陳腐になりがちなんだけど、面白いからおっけ。問題なし。
失敗するとこんにゃく出てくるとか面白い。
と思ったら、途中なかなかキツイ展開もあったり、、、
ここらへんのコメディからシリアスの落差ね。
主人公チートながらも、全然都合よい展開にはならないです。
個人的に良かったのは主人公&ティルフィングのコンビ。
最強のティルフィング導かれるように、主人公がどんどん成長していって、そしてまさかの展開の連続からの上記の言葉。
はっきりとシーンがイメージできて、読んでいて、だんだん目頭が熱くなってきました。
マジかと。久々Web小説読んでいて感動しました。
これがあるから、Web小説を読むのはやめられないんだよなー。