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斜め上を行く悪役令嬢モノ『歴史に残る悪女になるぞ』感想

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予想の斜め上にグイグイ行く悪役令嬢モノ。『歴史に残る悪女になるぞ』の感想書いていきます。

歴史に残る悪女になるぞ あらすじ

悪役令嬢にずっとなりたいと思っていたが、まさか本当になってしまうとは……。
現実に直面すればするほど強くなる悪女になる夢を持った少女のお話。

歴史に残る悪女になるぞ 感想

悪役令嬢モノの定番と言えば、前世の記憶を思い出した後、

「あのゲームの悪役令嬢キャラに生まれ変わってるーー!!」

みたいな展開で、なんとか最悪の結末から逃れようと色々奔走したり、あるいは既に手遅れだったが、その後巻き返して最終的に「ざまぁ」みたいな展開になるってのがテンプレというか王道だけど、この作品はそうじゃない。

何故かというと、この主人公は前世で悪役令嬢に憧れていたっていう、テンプレを逆手にとった作品で、世界一の悪女を目指して鬼のように努力したり、フラグ回避ではなく、むしろ突っ込んで行くっていう流れなんです。

そして主人公のズレた悪役令嬢観によって、物語はまさかの方向に行ってしまうという。ほんとここら辺読んでて面白かったです。

コミカライズ化もされててこちらも楽しみ。

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