ライトノベル

完璧に予想外な展開だった『現実主義勇者の王国再建記XV』感想

ソーマ率いるエルフリーデン王国と聖女マリアのグラン・ケイオス帝国。そしてイケイケITベンチャーのようなフウガ率いるハーン大虎王国の3か国を中心に物語が大きく動き始めた前巻から、まさかの方向に話が行った『現実主義勇者の王国再建記XV』の感想書いていきます。

現実主義勇者の王国再建記XV あらすじ

ハーン大虎王国、グラン・ケイオス帝国、そしてフリードニア王国が盟主を担う海洋同盟――世界は三大勢力拮抗の時代を迎えた。そんな折に突如、ハイエルフの国・ガーラン精霊王国が三大勢力に接触を図ってくる。
目的は魔王領拡大で失った領土の奪還要請。ソーマはメリットがないと拒否するが、大虎王国は要請に応じて軍を派遣する。しかし健康な兵が次々と倒れる異常事態が発生。実は精霊王国では死の病「精霊王の呪い」が蔓延しており!?全世界の脅威となり得る未知の病。これに対処すべくソーマが打ち出したのは、前例のない施策で――!?革新的な異世界内政ファンタジー、第15巻!

現実主義勇者の王国再建記XV 感想

いやー、ここから一気に魔王領の話にさらに進んでいくと思いきや、精霊王国がまだあったわ。そしてまさかの「病」「医療」がテーマ。バリバリ今の時代と重なる話なんだけど、どうやら構想はコロナ以前に決めてたらしくて本当に偶然らしい。「あとがき」ならぬ「なかがき」で作者さんが本作を描くうえでテーマにした感染症の話なんかもして、こうやって取材ってするんだなってのも知れて良かったです。

ただちょっと気になったのが、ここまで三か国の距離が近くなりすぎると、いざって時に戦争する理由どうするの?ってこと。もう王国と帝国は良いとして、フウガに関しては、いつかどっちかとぶつかるんじゃね?ってのが常に頭の片隅にちらついてるのが読み手側からするとハラハラしつつも楽しみなわけで、、今回、医療同盟的なのを組んでしまってやりにくくなるよな。まあもう勢いで「戦いまーす」ってやってもいいんだけど、そしたら大分フウガの評判落ちるし、ちょっと無理あるかな。

そんでもうなんだかんだ15巻ですか。まあ割と物語も佳境に入ってきた感が個人的にはあって、残るはほんとに魔王領関連だし、実はこの巻でこの世界に関することも色々分かってきたんで、あと5巻ぐらいで20巻目途に完結かなーなんて思ってたりします。

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