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【ネタバレ注意】『現実主義勇者の王国再建記』原作全巻あらすじ感想【マンガ版、アニメも紹介】

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かつて小説家になろうで連載。

2021年7月よりアニメ1期、2022年1月に2期も放送される『現実主義勇者の王国再建記』の原作全巻あらすじと感想、マンガ版の紹介も行っていきます。

コンテンツ

原作:現実主義勇者の王国再建記 あらすじ感想

現実主義勇者の王国再建記Ⅰ

「おお、勇者よ!」そんなお決まりのフレーズから異世界に召喚された相馬一也の冒険は―始まらなかった。自らの富国強兵案を国王に献策したソーマは、なんと王位を譲られてしまう!しかも国王の娘が婚約者に…!?まずはこの国を立て直すため、ソーマは自身にない知識・技術・才能を持つ者の募集を開始する。王となったソーマの前に集まった五人の人材。果たして彼らはいかなる多種“多才”な能力を持っているのか…!?その現実主義的な思考は、ソーマを、そして国民をどのように導くのか―。革新的な異世界施政ファンタジー、ここに開幕!

「才あらば用いる」の人材集めや、玉音放送を使ったあれこれ。新たな都市(海の近くの町?)の建設や、アイーシャの神護の森での災害、そして三公との対立など盛り沢山な内容になってます。

現実主義勇者の王国再建記Ⅱ

異世界に勇者として召喚されたソーマ・カズヤは、冒険に出ることなく、エルフリーデン王国の王として政務をとることに。元の世界での知識を用いて日々改革を推し進めていくソーマだったが、ついに反抗的な態度を崩さない陸軍大将ゲオルグ・カーマインとの対決のときを迎える。そこへ隣国・アミドニア公国の思惑も入り混じり、政局は戦局へと転換し―。「さあ、征伐を始めよう」果たしてソーマは、この戦争を無事に終息させることができるのか…!?早くもシリーズ絶好調の異世界内政ファンタジー、第2巻!

三公との内乱、アミドニア公国との決戦と怒涛の展開の連続になってます。

ソーマ側は限られた戦力を効率的に使って戦い抜いたのと同時に、奇抜なアイディアを用いて勝利をもぎ取ったのが面白かったなーと。

現実主義勇者の王国再建記Ⅲ

アミドニア公国への『征伐』を果たし、一連の戦後処理に入った暫定国王のソーマは、次なる一手である『プロジェクト・ローレライ』を始動させる。それは玉音放送を使用した娯楽番組。国民を楽しませるだけに思えたその番組は、占領下にあるアミドニア公国首都『ヴァン』でも放送されていた。放送を行ったソーマの真意とは…!?さらにジュナとトモエと共にヴァンで休暇を取ったソーマは、グラン・ケイオス帝国女皇の妹ジャンヌ・ユーフォリアと遭遇し―。理想を掲げた聖女を支える『現実的』なジャンヌに、ソーマはどのような“交渉”を持ちかけるのか…!?革新的な異世界内政ファンタジー、第3巻!

戦後処理回。Ⅰ、Ⅱを経てソーマたちの地盤がしっかりしてきて、よりここから国を発展させていきます。

現実主義勇者の王国再建記Ⅳ

アミドニア公国との戦争を終えた暫定国王ソーマの下に予期せぬ一報が届く。それは敵対国であった公国全土からの併合要請。内乱が起こり、さらに他国の侵攻を受けた公国は、対抗するためにエルフリーデン王国の力を必要としていた。併合を認めたソーマは、公国を守り抜いた立役者を表彰すべくヴァン城に召還するが、山積みにされた献上品のなかに公国の妹姫ロロアが潜んでいて―!?「ソーマはん…うちのこと、欲しいん?それとも欲しくないん?」ロロアから突然の求婚を受けたソーマは、いかなる裁断を下すのか…!?ますます人気加速中の革新的な異世界内政ファンタジー、第4巻!

Ⅲに引き続き戦闘シーンなしの内政メインなのですが、ロロアがついにソーマと対面したり他にも色々と事態が動いて面白いです。ジーニャやヒルデを始め、今後の重要になってきそうなキャラも多数登場します。

現実主義勇者の王国再建記Ⅴ

新たな国家「フリードニア王国」が誕生し、新国王となったソーマ。教育番組の放送など国民の啓蒙を着々と進めるなか、ソーマは国防軍総大将に就任したエクセルが統治する水上都市ラグーンシティを訪れる。そこで待っていたのは、かつてソーマに敗れた元空軍大将カストール。突然の訪問を訝しむカストールに対し、ソーマは国防軍の極秘プロジェクトを明かし―!?「お前は…一体なんてもんを造り上げたんだ…」想像を超える光景に絶句したカストールへ、ソーマが下す王命とは!?物語は次なるステージへ!革新的な異世界内政ファンタジー、第5巻!

戦いを終えたソーマたちの充電と伏線をばら撒いた回ですかね。

内政だけでなく、戦いの方に向けても色々伏線張ってあって、どんな活躍するのだろう?と楽しみなところ。そしてソーマとヒロイン達との関係も大きく動いた巻でありました。

現実主義勇者の王国再建記Ⅵ

竜の国「星竜連峰」を統べる神獣マザードラゴンから、竜と騎乗契約を結ぶ「契約の儀」への招待を受けたソーマ。星竜連峰へ赴いたソーマは、マザードラゴンの導きで飛べない“龍”ナデンと出会う。飛べないことで蔑まれるナデンに特別な才能を見出したソーマは、ナデンに自分の価値を気づかせようとするが―時を同じくしてマザードラゴンより託宣が下る。「この星竜連峰に嵐が迫っています」かくしてソーマは人知を超えた災厄と対峙することになり―!?革新的な異世界内政ファンタジー、第6巻!

新ヒロイン「ナデン」が登場。相変わらず面白い展開多めなんですが、リーシアの成長が感じれる巻になっています。

現実主義勇者の王国再建記Ⅶ

「星竜連峰」より帰還したソーマは、次なる外遊の地「トルギス共和国」へ向かう。隣国ながら交流のない共和国との友好を模索すべく視察に訪れたソーマは、現地の鍛冶職人の高い技術に目を付け、ある計画に思い至る。計画の実現に国家間の交渉が必要と悟ったソーマは、共和国元首との会談を取り付けることに成功。交渉を実のあるものとするため、ソーマは共和国に王国の力を見せつける。「共和国に友好を結ぶ『利』と、敵対を躊躇わせる『威』を示すんだ」ソーマの秘策は、共和国を動かすことができるのか―!?革新的な異世界内政ファンタジー、第7巻!

トルギス共和国での新たな出会いを描く本巻。ソーマたち外遊組だけでなく、王国の他キャラたちにも色々動きがあったりして読んでて楽しい回でした。

現実主義勇者の王国再建記Ⅷ

大量発生した魔物が押し寄せる「魔浪」により、中小国家の連合体である東方諸国連合は窮地に陥っていた。グラン・ケイオス帝国の女皇マリアとの会談に臨んだソーマは、その折に東方諸国連合への援軍派遣要請を受ける。要請に応じたソーマが援軍を派遣する先はラスタニア王国。そこではかつての敵、アミドニア公国から放逐された皇太子ユリウスが客将として奮戦しており…!?そして今、ユリウスと肩を並べたソーマが臣下の力を用いて、ラスタニア王国救援作戦を展開する―!革新的な異世界内政ファンタジー、第8巻!

まさかのユリウス再登場。大きく成長した彼の姿をぜひ。

現実主義勇者の王国再建記Ⅸ

東方諸国連合で魔浪の対処にあたるソーマは、激戦地のチマ公国へ東進を決める。チマ公国は戦功を立てた国へ優秀な六人の兄弟姉妹を家臣として供出する約束で援軍を集めていたが、戦況は膠着状態であった。チマ公国への道中、ソーマは遊牧国家マルムキタンの王フウガと出会う。フウガの目的もチマ公国の救援と知ったソーマは行動を共にするが、戦功第一位を狙うフウガにとってソーマは六人の兄弟姉妹を争奪し合う敵でもある。驚異的な武力を誇示するフウガに、ソーマはどう立ち回るのか―!?革新的な異世界内政ファンタジー、第9巻!

ついにソーマ最大の強敵になるかもしれない男、フウガ・ハーンが登場。

ある程度物語も落ち着いてきた中で、フウガという新興勢力が台頭してきて新たな展開を迎えた巻となっています。

現実主義勇者の王国再建記Ⅹ

「今日この日より、私はこのフリードニア王国の正式な国王となる」東方諸国連合から帰還して一息ついたソーマに、暫定国王から真の国王になるための戴冠式が迫っていた。日を同じくしてソーマと婚約者たちの婚礼の儀が執り行われることで、王都はかつてない活気を帯び始め―!?一方でソーマは自身の婚礼を機に、臣下にも結婚式を挙げるよう勧めていた。既に結婚を決めている者、夫婦になる覚悟ができていない者、自身の恋心に気づいていない者―それぞれの事情を抱える臣下をソーマは憂慮していて…!?革新的な異世界内政ファンタジー、第10巻!

ソーマが正式に王になったり、結婚式やったり、他のキャラ達の恋愛模様にも大きな進展がある巻。

ですが、個人的には最後の番外編にすべて感情持ってかれました。

現実主義勇者の王国再建記Ⅺ

国民の祝福を受けて戴冠式と婚礼の儀を終えたソーマ―その義妹であるトモエは今日、王立アカデミーの入学式へ向かっていた。正門をくぐり、学園生活の第一歩を踏み出したトモエを待ち受けていたのは―「っ!ねぇ、あれってもしかしてトモエ様じゃない!?」「元難民でありながら才を買われて前国王夫妻の養女に迎えられた…」「それってとんでもなく有能ってことよね」唯才令以降、階級主義から実力主義へ変わりゆく王立アカデミー。ソーマに直々に才を見抜かれたトモエは、多くの生徒達から注目を浴びて…!?革新的な異世界内政ファンタジー、第11巻!

トモエ達を通してまさかの学園編を描くとともに、魔術の実験などを着々と行い国力を高めていくソーマたちが描かれています。中々面白いところをついてきたなーという巻でした。

現実主義勇者の王国再建記Ⅻ

傭兵国家ゼムから『大武術大会』への招待状を受け取ったソーマ。その大会は優勝者に「願いを叶える権利」が与えられるゼムの一大イベントであった。ソーマは国交が途絶えたゼムの招待に応じない構えであったが、元王国陸軍大将ゲオルグの娘が大会に参加すると報告が上がり!?かつて王国の内乱で反逆者として処分されたゲオルグ。その娘が優勝して復讐を願えばゼムを率いて王国に戦争を仕掛ける可能性もある。彼女の真意を探るべくソーマはゼムへ赴くが、彼女に接触したゼム王もその思惑をはかりかねており…!?革新的な異世界内政ファンタジー、第12巻!

先の内戦に対して、本当の意味でケリをつけた巻。のみならず、さらに一つ二つ展開を付けてくるあたり流石でした。

現実主義勇者の王国再建記XIII

敵対国家・九頭龍諸島連合ヘフリードニア王国艦隊の派遣を決定したソーマ。故国を救うべく身を捧げた九頭龍諸島の姫シャボンを味方に付けたソーマは、彼女の手引きで王国艦隊の到着前に島へと潜入する。―目下の問題は諸島連合艦隊よりも、近海に出没する謎の巨大生物。そう睨んだソーマは敵国内で巨大不明生物の情報収集にあたる。かくして判明したその実体は常識を逸脱した怪物で…!?敵国艦隊と巨大生物、迫る二つの脅威にソーマが講じた策略とは!?革新的な異世界内政ファンタジー、第13巻!

九頭龍諸島に出現した大怪獣とのバトルを描く。珍しく本格ファンタジーしてる巻でした。

現実主義勇者の王国再建記XIV

九頭龍諸島を脅かす巨大不明生物を討伐したソーマ。王国民はソーマの活躍を大いに称えるが、世界はさらなる快挙に沸いていた。魔王領、一部奪還――東方諸国連合の小国・マルムキタン王フウガが挙げた大戦果である。東方諸国連合内で急速に勢力を拡大していくフウガ。これに危機感を抱いた反フウガ派による“フウガ暗殺未遂事件”を発端として、東方諸国連合は各国入り乱れての大規模な戦に突入し……!?――この争乱の果てに、世界は新たなステージへ移行する。革新的な異世界内政ファンタジー、第14巻!

フウガ主人公回。あらすじの通り、反フウガ派との抗争を得て、ついにフウガも新たなステージへと進みます。

現実主義勇者の王国再建記XV

ハーン大虎王国、グラン・ケイオス帝国、そしてフリードニア王国が盟主を担う海洋同盟――世界は三大勢力拮抗の時代を迎えた。そんな折に突如、ハイエルフの国・ガーラン精霊王国が三大勢力に接触を図ってくる。
目的は魔王領拡大で失った領土の奪還要請。ソーマはメリットがないと拒否するが、大虎王国は要請に応じて軍を派遣する。しかし健康な兵が次々と倒れる異常事態が発生。実は精霊王国では死の病「精霊王の呪い」が蔓延しており!?全世界の脅威となり得る未知の病。これに対処すべくソーマが打ち出したのは、前例のない施策で――!?革新的な異世界内政ファンタジー、第15巻!

まさかの「病」「医療」がテーマとなった回で、個人的には予想外な展開でした。物語も佳境に突入してきた感があります。

現実主義勇者の王国再建記XVI

全世界を揺るがした「精霊王の呪い」騒動から二年。ソーマが統治するフリードニア王国は来たる争乱に備えて着実に国力を高めていた。
一方でフウガ率いるハーン大虎王国は勢力拡大を進め、ルナリア正教皇国に加えて傭兵国家ゼムをも支配下に置く。かくして強力な戦力を手に入れたフウガは、人類最大国家であるグラン・ケイオス帝国に宣戦を布告する。
この事態に介入すべきか悩むハクヤ。王国の利を図るならフウガとの敵対を避け、帝国の盟友を見捨てるべきであった。そして決戦の火蓋が無情にも切られ――。
革新的な異世界内政ファンタジー、第16巻!

もう少しだけ後になると思ってたんですが、このタイミングでグラン・ケイオス帝国vsハーン大虎王国。

見どころとしては、この戦いに加わるべきか見守るべきか。国としての判断と個人的な感情で悩むハクヤにソーマがとった行動とは?そして帝国の聖女マリアの願いとは?ってところですかね。

現実主義勇者の王国再建記XVII

「お前にも付き合ってもらうぞ、ソーマ!」
グラン・ケイオス帝国を下したハーン大虎王国は今や人類最大の強国へと発展を遂げ、フリードニア王国率いる海洋同盟と世界の勢力を二分していた。
時代が移りゆく中、ソーマは大虎王国の王・フウガより、ついに“魔王領完全解放”への協力要請を受けてしまう。リスクの大きさに葛藤しながらも、魔王領攻略の必要性を認識していたソーマはこれを受諾。未知の敵である魔族に関する情報収集を本格化する。そしていよいよ進軍を開始するが、魔族はソーマの想像を絶する戦力を有しており……!? 革新的な異世界内政ファンタジー、第17巻!

ついに魔王領への進軍を開始。そんな彼らの前に立ちはだかる存在とは?

物語最大の展開の連続で、いよいよ物語ラストを予感させる内容となっていました。

マンガ版:現実主義勇者の王国再建記

マンガ版:現実主義勇者の王国再建記Ⅰ

異世界に突如として勇者召喚された相馬一也。だが、彼の“勇者”としての冒険は――始まらなかった。国王から国家の抱える危機と課題を聞き出した彼は、持ち前の現代の知識を活かし富国強兵策を提案。すると……

「召喚されし勇者ソーマ・カズヤに王位を譲る!」

なんと、あろうことか国王より譲位されてしまう。さらに王女をソーマの婚約者にすると発表され――!?

若き国王ソーマと腹心の仲間とが共に国家の再興を目指す異世界本格内政ファンタジー開幕!巻末にソーマとリーシアの前日譚を書き下ろし収録!!

マンガ版:現実主義勇者の王国再建記Ⅱ

勇者召喚されるやいなや王位を譲られた相馬一也は、持ち前の現実主義的視点と現代知識で食料難をはじめとする数々の問題を解決していく。国家の改革は順調に進んでいるように思われたが……まさかの災害がソーマの国を襲う!!

「任せろ。救える命は、救える限り、救ってみせる!」

王の重責に苛まれるソーマに追い打ちをかけるように陸・海・空軍を統べる“三公”との対立が激化し――!?
襲い掛かる困難を仲間と共に乗り越えていく異世界本格内政ファンタジー第二幕!

マンガ版:現実主義勇者の王国再建記Ⅲ

若き国王ソーマが推し進める改革により国内の民が恩恵を受ける一方、既得権益を持つ貴族たちの不満が限界を超えつつあった。

隣国のアミドニアも不穏な動きを見せる中、秘密裏に開催された“三公”との会談は物別れに終わる。戦いが不可避な状況にソーマは遂に決断する!!

「さあ、征伐を始めよう――」

内戦が勃発し、各陣営の思惑が激しく交錯する異世界本格内政ファンタジー第三幕!

マンガ版:現実主義勇者の王国再建記IV

泥沼の内戦へ突入したエルフリーデン王国。禁軍、陸軍、空軍入り乱れる戦場では若王ソーマの想いとは裏腹に陸軍大将カーマインの遠大な計画がすべてを支配していた……。

「我がこと成れり」

さらに失地回復を目論む隣国の蠢動もあり終わりの見えない戦いの先に待つものは――!?権謀術数渦巻く戦場を強き願いを胸に駆け抜ける異世界本格内政ファンタジー第四幕!

マンガ版:現実主義勇者の王国再建記V

カーマインとの内戦に決着を付けたソーマは間髪入れず、混乱に乗じ攻め込んできたアミドニア公国への反撃を開始する。

一計を講じてアミドニア軍を疲弊させ勝利は確実となったが、死兵と化した国王ガイウス八世の決死の刃がソーマの喉元に迫ろうとしていた――!!

「貴様を倒し王国を滅ぼしてくれん!!」

非情なる戦場で新たなる決意を胸に立ち向かう異世界本格内政ファンタジー第五幕!

マンガ版:現実主義勇者の王国再建記VI

武王・ガイウスとの苛烈なる戦いに決着がつき内戦から長きに渡る戦争はついに終焉を迎えた。
その後アミドニア公国の首都・ヴァンを占領下に置き、ソーマは戦後処理に着手する。

「ここからが国王にとっての本番だ」

手始めに、王国軍を敵視するヴァンの市民に奇策を用いて、その心を解きほぐすソーマ。
戦を通じ得た、仲間の大切さを心に刻み、王として次への一歩を踏み出していく……。

戦の業火を突き進み新たな時代を導いていく異世界本格内政フォンタジー第六幕!

マンガ版:現実主義勇者の王国再建記VII

グラン・ケイオス帝国――大陸で最大の領土を誇り対魔族共闘を掲げる「人類宣言」の盟主国家。

アミドニアは「武力による国境線の変更を認めない」
という人類宣言の条文を盾に、その帝国の威光を以てヴァン返還を要求してくるが、ソーマは一蹴。

そして、使者としてやってきた帝国女皇の妹・ジャンヌとの交渉が始まる。

「我が国は帝国と二国間同盟を結びたい それも秘密裏にだ――」

戦争という嵐の過ぎ去った後、国家の思惑が静かに火花を散らす異世界本格内政ファンタジー第七幕!

マンガ版:現実主義勇者の王国再建記VIII

ヴァンの返還交渉を終え王都に帰還したソーマは内乱の主犯であるゲオルグ・カーマインと対面する。

大罪を犯した真意を問いただすもゲオルグは黙秘。ソーマは男に“毒酒”を差し出すしかなかった――。
そして、残る罪人カストールの裁判が開催される。

「俺に反旗を翻した愚か者どもを……どう裁くのが適切だと思うか?」

面従腹背の者たちが死罪を叫ぶ中、ソーマの下した決断とは――。

守るべきものを守るため王としての覚悟が問われる異世界本格内政ファンタジー第八幕!

アニメ1期

第1話 まず勇者より始めよ

相馬一也は勇者召喚の儀式によってエルフリーデン王国に召喚された。アルベルト王はその資質を見抜き、彼に王位を譲るとともに娘リーシアとの婚約も決めた。現代知識を駆使して挑む王国再建記がここに始まる。

第2話 ただ才あらは用いる

エルフリーデン王国の財政は苦しく、ソーマは輸出用の綿花中心の農業から食料増産に方針を変え、まず人民の暮らしの安定を図る。だがまだまだ問題は山積み。解決のためには人材不足が否めず、ソーマは広くこれを民間から募ることにした。

第3話 臣をして忠臣たらしむことなかれ

ソーマの「ただ才あらば用いる!」の一言で、国中からさまざまな人々が集まってきた。ダークエルフのアイーシャ、美貌のジュナ、怜悧な頭脳を持つハクヤなど多才な者たち。しかし、ソーマが一番高く評価したのは、食いしん坊のポンチョだった……。

第4話 食指、動く

集まってきた人々の中に、妖狼族の少女トモエがいた。彼女のもたらした情報は、ソーマたちに衝撃を与える。一方、ソーマの命を受けて国中を回ったポンチョは、今まではあまり顧みられることのなかった「食材」を各地から集めてきた。

第5話 衣食足(た)って、栄辱を知る

ポンチョのもたらした新しい「食材」は衝撃的ではあったが、美味さと手軽さゆえに瞬く間に国民の間に広がっていった。多忙な日々がつづくある日、ソーマは婚約者のリーシア、ダークエルフのアイーシャとお忍びデートすることに……。

第6話 智者は時にそむいて利を捨てず

革新は常に反発をもたらす。軍を統べる三公とソーマは対立状態にあり、若い士官の中にはゲオルグの下にはせ参じようとする者もいた。そんなひとりハルバートとソーマは街で出会う。そして翌日、彼の父グレイヴがもたらした情報とは……。

第7話 古老、曰く

王国の財政は官僚たちの努力もあって危機を脱しようとしていた。ソーマは新しく港湾都市ヴェネティノヴァを建設する計画を打ち出す。将来、流通の要となり、新たな雇用と住宅を生み出すはずだった。しかし、これに一人の古老が反対する。

第8話 森、鳴動す

アイーシャの故郷である神護の森に未曾有の危機が訪れる。長雨で地滑りが起き、集落の半分が飲まれたというのだ。被災者の生死を分けるといわれる72時間の壁が迫る中、ソーマたちは必死の救護活動に挑む。

第9話 縦横、成らず

ソーマはついに三公との会議を開き、最後通告を出す。自分に従うか、さもなくば戦か。エクセルは恭順を示したが、残るゲオルグとカストールは戦いの道を選ぶ。さらにその混乱を突くように、隣国アミドニアが兵を動かした。

第10話 兵は楽しむ所に非(あら)ざるなり

アミドニア軍は、エルフリーデン王国の城壁都市アルトムラを包囲し、開城を要求した。領主ワイストは城内の意見をまとめるのに、一両日の時間をもとめる。一方、ソーマはカストール率いる空軍との戦端を開かざるを得なくなり……。

第11話 李代桃僵(りだいとうきょう)

アルトムラを包囲するガイウス八世は笑う。もはやエルフリーデン王国は落ちたも同然と。だが、ソーマたちはカストールの空軍を奇襲で破ることに成功。さらにゲオルグたちの陸軍とも交戦を開始したのである。

第12話 囲師には必ず闕(ひら)く

ソーマは、だれもが予想していなかった策を講じる。アミドニアの首都ヴァンの前面に兵を進めたのだ。ガイウスは必死で軍を走らせ、故国を敵の手から守ろうとする。そして、ついに両者はヴァンの平野でぶつかりあう!

第13話 百戦百勝は善の善なる者に非(あら)ず

ヴァンを制圧したソーマは、ヴァンもまたエルフリーデン王国のように自由な街に作り変えていく。その陰で笑うガイウスの娘ロロア。そして、ついに人類宣言の盟主グラン・ケイオス帝国が動き出そうとしていた……。

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