引き続きソーマは外遊でトルギス共和国を訪れ新たな出会いを。他リーシア、ポンチョはじめ色々大きな動きがあって内容盛りだくさんな『現実主義勇者の王国再建記Ⅶ』の感想書いていきます。
現実主義勇者の王国再建記Ⅶ あらすじ
「星竜連峰」より帰還したソーマは、次なる外遊の地「トルギス共和国」へ向かう。隣国ながら交流のない共和国との友好を模索すべく視察に訪れたソーマは、現地の鍛冶職人の高い技術に目を付け、ある計画に思い至る。計画の実現に国家間の交渉が必要と悟ったソーマは、共和国元首との会談を取り付けることに成功。交渉を実のあるものとするため、ソーマは共和国に王国の力を見せつける。「共和国に友好を結ぶ『利』と、敵対を躊躇わせる『威』を示すんだ」ソーマの秘策は、共和国を動かすことができるのか―!?革新的な異世界内政ファンタジー、第7巻!
現実主義勇者の王国再建記Ⅶ 感想
いよいよ登場するキャラの数が半端ないことになってきて、ソーマだけでなく、他のキャラ目線での描写も増えてきました。となると、物語として間延びして、テンポ悪くなっちゃうことが多々あるんですが、本作はそれがないのがいい。いい感じのテンポなんですよね。冒頭のポンチョ達の話なんかもサクサク読める。まあ読んでるうちにある程度オチまで見えちゃうんですが。そこらへんトレードオフの関係なのかなぁ?
んで、メインの方ではさらにソーマの他国訪問が続いて、リーシアとの重大イベントがありつつも、新キャラがさらに登場したりと本作も盛り沢山。職人気質なトルギス共和国と医療を絡めた話にしたのは面白い。そんでクーを始めまた新キャラが多数出てきてこれ今後どうなるんだ?まじ忘れないようにキャラ表作るか…
ソーマのヒロインズで活躍が光ったのはジュナさんとロロアですかね。ソーマとジュナさんの温泉シーンは中々にドキッとしましたし、ロロアは知識活かしてガチでソーマの役に立ってる感じや慰霊祭でのソーマと語り合う場面が良かった。
アイーシャとナデンとも二人の種族ゆえの今後起こるであろう宿命もこのタイミングで描かれたのは意外でしたね。ソーマは現実世界で最後一人だったからああゆう言葉をかけられるんだろうなー。そんな感じでリーシアだけでなく他のヒロインともしっかり絆を深めているソーマでありました。本作も面白く満足できる内容でした。