1巻に引き続き2巻も読み終えました。『ひきこまり吸血鬼の悶々 2』です。相変わらず2巻も面白かったので感想書いていきます。
ひきこまり吸血鬼の悶々 2 あらすじ
「ごめん。お前、誰だっけ?」コマリが意図せず煽ってしまったのは七紅天大将軍の一人、フレーテ・マスカレール。これがきっかけで事態はどんどんエスカレートし、ついに将軍同士が覇を競う「七紅天闘争」にまで大発展してしまう!敵となる将軍どもは手ごわいヤツばかり…かと思いきや、コマリは新たに七紅天となった少女、サクナと打ち解ける。文学趣味で、コマリのことを「姉」と慕うサクナは、コマリ以上に内気で気弱な子だった。一方その頃、宮廷内では要人暗殺が横行。さらにはヴィルがサクナに微嫉妬したりと、コマリの周囲は大さわぎ。コマリの平穏な引きこもりライフは、はたしてどうなる!?
ひきこまり吸血鬼の悶々 2 感想
こうゆう「何かを隠す系」の作品って、それがバレそうになったり、追及されたりするのはジリジリ描いていくパターンが多い気がするんですが、この作品に関しては2巻目にして大々的に追求されるという形。予想外。(ちなみに、そうゆう代表的な作品って自分的には『名探偵コナン』だと思ってる。大好きな作品の一つ。毎年映画観に行ってる)
ただ、流れ的には全然違和感なくて「そりゃそうだよな!疑うよな!」って感じ。蘭姉ちゃんが数十話かけて、コナン=新一では?と疑惑を持つスピードの数十倍速いんだけど、このテンポ感は良かった。
そして面白かったのが、そんな普通に怪しい事を怪しいと疑う、常識的な人物で本作から初登場七紅天の1人フレーテ・マスカレールが、本巻では踏んだり蹴ったりで可哀想な展開になってしまったこと。
いや、コマリとフレーテのやり取りは面白かったし、彼女の魅力も存分に引き出されてたんだけど、総合的に見ると彼女が一番被害こうむってるんじゃね?と。あ、そうゆう意味だとデルピューネが一番可哀想か、、毒殺されたのと、ちょっと戦闘で活躍したぐらいだし。
まあ、コマリってやっぱそうゆう感じね。と判明したり本巻の”主役”だったサクナを初め魅力的なキャラが多数登場し、ゆるふわ×殺伐の絶妙なバランスで描かれたストーリーは2巻も変わらずでした。良かったです。