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【最新作も】東野圭吾『加賀恭一郎シリーズ』順番まとめ【おすすめも紹介】

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「新参者」や「麒麟の翼」などでドラマ化、映画化もされている東野圭吾の超人気シリーズである『加賀恭一郎シリーズ』作品について、発売順に全作品紹介していきます。

東野圭吾『加賀恭一郎シリーズ』まとめ

卒業

7人の大学4年生が秋を迎え、就職、恋愛に忙しい季節。ある日、祥子が自室で死んだ。
部屋は密室、自殺か、他殺か?心やさしき大学生名探偵・加賀恭一郎は、祥子が残した日記を手掛りに死の謎を追求する。しかし、第2の事件はさらに異常なものだった。茶道の作法の中に秘められた殺人ゲームの真相は!?

加賀恭一郎シリーズ第一作目で発売は1989年。まだ加賀恭一郎が学生の頃の話。

巧妙なトリック、複雑に絡み合う人間関係など、まさしく加賀恭一郎シリーズの原点となる作品になっています。

眠りの森

美貌のバレリーナが男を殺したのは、ほんとうに正当防衛だったのか?完璧な踊りを求めて一途にけいこに励む高柳バレエ団のプリマたち。美女たちの世界に迷い込んだ男は死体になっていた。若き敏腕刑事・加賀恭一郎は浅岡未緒に魅かれ、事件の真相に肉迫する。華やかな舞台の裏の哀しいダンサーの悲恋物語。

徐々に真相に近づいて、犯人を追い詰めていく加賀恭一郎が恐ろしかった印象があります。

どちらかが彼女を殺した

最愛の妹が偽装を施され殺害された。愛知県警豊橋署に勤務する兄・和泉康正は独自の“現場検証”の結果、容疑者を二人に絞り込む。一人は妹の親友。もう一人は、かつての恋人。妹の復讐に燃え真犯人に肉迫する兄、その前に立ちはだかる練馬署の加賀刑事。殺したのは男か?女か?究極の「推理」小説。

加賀恭一郎、東野圭吾から我々読者に向けた挑戦状と言ったところでしょうか?

犯人の候補が2人にまで絞られるのですが、最後まで犯人が明かされません。私が読んだ当時はぎりぎりネットが発達していた時代だったので、検索すれば犯人が分かったのですが、それがなければ分かりませんでしたね。

悪意

人気作家が仕事場で殺された。第一発見者は、その妻と昔からの友人だった。
逮捕された犯人が決して語らない「動機」とはなんなのか。超一級のホワイダニット。

あらすじにあるように、本作においてはトリックというよりも、なぜ殺したか?いわゆるホワイダニットが秀逸で、タイトルと合わせてかなりの衝撃でした。

私が彼を殺した

婚約中の男性の自宅に突然現れた一人の女性。男に裏切られたことを知った彼女は服毒自殺をはかった。男は自分との関わりを隠そうとする。醜い愛憎の果て、殺人は起こった。容疑者は3人。事件の鍵は女が残した毒入りカプセルの数とその行方。加賀刑事が探りあてた真相に、読者のあなたはどこまで迫れるか。

嘘をもうひとつだけ

バレエ団の事務員が自宅マンションのバルコニーから転落、死亡した。事件は自殺で処理の方向に向かっている。だが、同じマンションに住む元プリマ・バレリーナのもとに一人の刑事がやってきた。彼女には殺人動機はなく、疑わしい点はなにもないはずだ。ところが…。人間の悲哀を描く新しい形のミステリー。

赤い指

少女の遺体が住宅街で発見された。捜査上に浮かんだ平凡な家族。一体どんな悪夢が彼等を狂わせたのか。「この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼等自身の手によって明かされなければならない」。刑事・加賀恭一郎の謎めいた言葉の意味は?家族のあり方を問う直木賞受賞後第一作。

新参者

日本橋の片隅で一人の女性が絞殺された。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎の前に立ちはだかるのは、人情という名の謎。手掛かりをくれるのは江戸情緒残る街に暮らす普通の人びと。「事件で傷ついた人がいるなら、救い出すのも私の仕事です」。大切な人を守るために生まれた謎が、犯人へと繋がっていく。

日曜ドラマとして大々的にやっていたので観た人も多いのではないでしょうか?

加賀恭一郎シリーズの代表作的な立ち位置となっています。

麒麟の翼

「私たち、お父さんのこと何も知らない」。胸を刺された男性が日本橋の上で息絶えた。瀕死の状態でそこまで移動した理由を探る加賀恭一郎は、被害者が「七福神巡り」をしていたことを突き止める。家族はその目的に心当たりがない。だが刑事の一言で、ある人物の心に変化が生まれる。父の命懸けの決意とは。

祈りの幕が下りる時

明治座に幼馴染みの演出家を訪ねた女性が遺体で発見された。捜査を担当する松宮は近くで発見された焼死体との関連を疑い、その遺品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることに加賀恭一郎は激しく動揺する。それは孤独死した彼の母に繋がっていた。シリーズ最大の謎が決着する。吉川英治文学賞受賞作。

希望の糸

「死んだ人のことなんか知らない。あたしは、誰かの代わりに生まれてきたんじゃない」

ある殺人事件で絡み合う、容疑者そして若き刑事の苦悩。どうしたら、本当の家族になれるのだろうか。

閑静な住宅街で小さな喫茶店を営む女性が殺された。捜査線上に浮上した常連客だったひとりの男性。災害で二人の子供を失った彼は、深い悩みを抱えていた。容疑者たちの複雑な運命に、若き刑事が挑む。

本作では加賀恭一郎の従弟にあたる松宮脩平が主人公。(加賀恭一郎も登場します。)
『家族の絆』がテーマな作品ですが、個人的には『愛情』の物語だったな、と

終盤の二転三転する展開や、事件に合わせて主人公の背景が明かされる展開は、さすが東野圭吾、加賀恭一郎シリーズだな、と。

個人的な東野圭吾『加賀恭一郎シリーズ』おすすめ作品はこれ

現在執筆中。

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