どうも、イタチです。
個人的にWeb小説で一番好きなジャンルはファンタジーなんですが、
さらに言うと、その中でも「学園モノ」のファンタジーが昔からめちゃくちゃ好きで読み漁ってきました。
そこで今回は、なろう作品の中で、これは俺得な学園ファンタジーだわ。という作品を紹介していこうと思います。
小説家になろう 学園モノ10選
1.テレポーター
中条聖夜は、魔法とは無縁の一般家庭で生まれた。しかし、ある日原因不明の病で倒れた彼は、その身体に膨大な魔力を宿していることが判明し、両親に捨てられてしまう。そこに現れた1人の女性はこう言った。「私の弟子になりなさい」と。それが、彼の人生の転機。自らを救ってくれた女性を師として仰ぎ、魔法使いとして生きる道を選んだ中条聖夜。呪文詠唱ができないというハンデを抱えながらも、魔法使いとして生きる道を選んだ彼は……?
連載中。
個人的に、なろうで学園ファンタジーといえば真っ先にこの作品が思い浮かびます。
とある人物の護衛任務で学園に入学することになるところから物語がスタートするんですが、
魔法選抜試験、文化祭、生徒会、修学旅行、可愛いヒロイン達、魅力的な友人達。
そして、そんな学生生活の裏で起きる事件。と学園ファンタジーの魅力がこれでもかと詰まっています。
タイトルの「テレポーター」という名の通り、主人公は転移を使うんだけど、それはあくまで能力の一つで本質的にはちょっと違うのもポイント。
強力な能力で、結構強いです。
なので主人公TUEEEになるかと思いきや、生徒会のメンバーとか別の魔法学園生徒など、敵も強くてしっかりバランスが取れてるのも良いところですね。
学園ファンタジー好きなら間違いなくハマる超イチオシ作品となってます。
2.龍鎖のオリ ―心の中の“こころ”―
夢、希望、野望、さまざまな思いを抱いた若者が集うソルミナティ学園。ここに恋人の夢を支えたくて入学した一人の少年がいた。 しかし、思いしかなかった少年の実力は伸びず、周囲からは笑われ、友人もいなくなり、恋人も彼のそばから離れ、彼の歩みは止まった。だが、彼は一人の老婆と出会い、その出会いが少年を徐々に変えていくきっかけとなる。
こちらは異世界(転生モノではない)ファンタジー。
学園内で落ちこぼれだった主人公が、とある事件を機に得た力と、師匠の死をきっかけに自分の殻を破り、自分の人生を取り戻していくストーリー。
どん底だった主人公が、何度も挫けそうになりながら、這い上がっていく姿は学園モノ問わず、胸にくるものがあるはず。
学園内モノとしても、明確な実力主義で対抗戦があったり、もちろんヒロインもいて、甘酸っぱい展開もあって最高です。
異世界での学園ファンタジーモノなら間違いなくトップクラスの作品となってます。
3.聖樹の国の禁呪使い
就活に失敗し、大学卒業後も何をするでもなくひきこもっていた相楽黒彦。そんな黒彦はある台風の日、死に場所を求めてやって来た山の中腹でまばゆい光に身体を包まれ、そのまま意識を失ってしまう。目を覚ますと、そこは見知らぬ土地だった。聖なる大樹を信仰しているという見たことも聞いたこともない国……どうやら、異世界に飛ばされてしまったらしい。しかも十代半ばまで若返っている。そんな黒彦は、長きに渡って誰も読むことができなかった『禁呪』の記された呪文書を、なぜかいとも簡単に読み上げることができてしまう。さらにそのことが原因で、国が管理する『聖樹士』を育成する学園へと半ば強制的に入学させられてしまい……。学園でただ一人の『禁呪使い』となった相楽黒彦。彼の新たな人生は、こうして幕を開けた。
こちらは異世界転移モノの学園ファンタジー。
「禁呪」といういかにもチート臭い、主人公にしか使えない能力があるわけなんですが、
それ以上に強い敵がわんさか出てきます。(ヒビガミ、四凶災などなど)
そうゆう強敵とのバトルシーンはほんと胸熱です。
ちょっと学園要素がこれまで紹介した作品に比べて薄いですが、それでもダブルヒロイン制で学園地下の迷宮探索なんかもありますし、楽しめるのではないかと。
4.ソード・オブ・ベルゼビュート
“魂殻”と呼ばれる特殊な力を持った者たちの集う学園に、一人の少年が転入してくる。転入生の名は七崎悠真。力を持つほとんどの者が武器や鎧の形として発現できる魂殻。だが、悠真は右手と左足にしか魂殻を発現できなかった。武器の発現もできない。にもかかわらず、悠真は魂殻に頼らず圧倒的な戦闘能力を見せつける。そんな悠真の正体は、名も、年齢も、入学時のデータとは違う人物であった。彼の本来の名は――真柄弦十郎。かつて伝説の傭兵として名を馳せ、数年前に忽然と姿を消した男である。特別な力を持つ少年少女の通う学園に、七崎悠真の身体を借り、とある少女のボディガードとして”蠅の王”が足を踏み入れた時――再び、世界が動き出す。これはかつて”ベルゼビュート”と呼ばれた最強の男が、最強を超える物語。
上記、聖樹の国の禁呪使いと同じ作者さんの作品。
主人公は任務として、学園に入学することになったのですが、とある事情により別の身体に自分自身の意識を乗り写して入学することになります。
ということで、本来の力は存分に発揮できないのですが、そんな中で学園の序列を争う”特例戦”に巻き込まれる中、持ち前の戦闘能力やあらゆる手を使い勝利していきます。
またハードボイルドな作風も特徴で、学園ファンタジーでこんな雰囲気の作品はなかなかないよなーと。
ただ、ちょっとオルガさんがチョロインすぎますけどね(笑)
5.甘く優しい世界で生きるには
勇者や聖女、魔王や魔獣、スキルや魔法が存在する王道ファンタジーな世界に、【炎槍の勇者の孫】、【雷槍の勇者の息子】、【聖女の息子】、【公爵家継嗣】、【王太子の幼馴染】、【第三王女の婚約者】という大層な肩書きを持って生まれた主人公、ドイル・フォン・アギニス(十五歳)。彼は、肩書きに見合うハイレベルなスペックを持って生まれた。そして、そんな人生勝ち組な主人公は両親に溺愛されて育った結果、王道悪役な貴族の馬鹿息子街道をまっしぐら!
そんな、王道では当馬役にされがちなポジションである主人公は、一週間高熱にうなされた結果、あざとく計算高かった記憶を思い出す。
そして、決意する。
己が失いかけている肩書きを取り戻し、こんな(馬鹿息子)でも愛してくれた人々の為に、真っ当な道を歩ける人間になろうと。
異世界ファンタジーで、悪役令嬢ならぬ悪役令息といった感じでしょうか。
元々、超絶ハイスペックなんですが、努力の方向性が間違っていたため、上手くいってなかった主人公。
それが前世の記憶を思い出して色々、軌道修正した結果、人生が上手く回り始めていきます。
まあ、ご都合主義と言われればそれまでなんですが、読んでいて気持ちがいいし、雰囲気も中世ヨーロッパのような「THE・王道学園ファンタジー」という感じなので、やっぱいいですよね。
マンガ化もされていて3巻まで発売、完結してました。
6.平和の守護者(書籍版タイトル:創世のエブリオット・シード)
時は2010年。
第二次世界大戦末期に現れた『ES能力者』により、“本来”の歴史から大きく道を外れた世界。“本来”の世界から、異なる世界に変わってしまった世界。
人でありながら、人ならざる者とも呼ばれる『ES能力者』は、徐々にその数を増やしつつあった。世界各国で『ES能力者』の発掘、育成、保有が行われ、軍事バランスを大きく変動させていく。
そんな中、『空を飛びたい』と願う以外は普通の、一人の少年がいた。
だが、中学校生活も終わりに差し掛かった頃、国民の義務である『ES適性検査』を受けたことで“普通”の道から外れることとなる。
夢を追いかけ、様々な人々と出会い、時には笑い、時には争う。
これは、“本来”は普通の世界で普通の人生を歩むはずだった少年――河原崎博孝の、普通ではなくなってしまった世界での道を歩む物語。
現代ファンタジーモノなんだか、微妙にSF感もある作品。
ということで、これまで紹介してきた作品とは微妙にテイストが異なっていて、
まず”学園”ではなくて”訓練校”
“魔法”ではなく”能力”といった感じになってます。
さらにおっさんキャラの活躍が光る作品で、おっさん教官に主人公が鬼のような特訓をさせられます。
ただ安心して欲しいのは、ちゃんとヒロインもいますし、訓練校編なんかは初々しいシーンの連続。主人公のキャラも陽気で、一緒にバカできる親友キャラもいるし、まるで部活動のようなノリなのがほんとにイイです。
第1章が訓練校編、第2章が実践編として実際に部隊に配置され任務をこなしていくので、後半からは学園モノとは呼べないですが、同じ訓練校の同期の仲間も引き続き登場しますし、よりスケールの増したES能力者のバトルは必見です。
7.時使い魔術師の転生無双 ~魔術学院の劣等生、実は最強の時間系魔術師でした~
Eランク魔術学院の貧困劣等生、アーヴィスは魔術学院生に支給される奨学金で生活している。貴族が優遇される学院において、平民のアーヴィスはいじめと差別の対象。
それでも、目が見えず病弱な妹を養いながら、週七で「食卓もやし祭り」を開催しつつ幸せに暮らしていたアーヴィスだったが……
ある日学院から理不尽な理由で退学を宣告される。
奨学金が打ち切られたら、妹を養えるだけのお金を稼ぐことはできない。
必死で頼み込んで、学院一の優等生、ゲイルに勝てば学校に居続けて良いという約束を取り付けるが、ゲイルはBランク魔術学院にでも通用する逸材と言われ、アーヴィスたち平民をいじめてきた主犯でもあった。
劣等生の彼にはとても勝てる相手では無い。
それでもあきらめず、努力を続けたアーヴィスは過労で倒れる寸前、不意に前世の記憶を思いだす。
前世の自分が二百年前の人魔大戦で魔王を倒した最強の大魔術師だったこと。
そして、今は失われた時間系魔術の使い方を。
約束の日、闘技場に向かうアーヴィス。
最強の力を手にした劣等生の、成り上がり無双譚が幕を開ける。
なろうらしいタイトルの本作。
中身もなろうらしくて、時を止める魔法やらを使えるようになった主人公がAランクの魔術学園に転入し、無双していきます。
これだけだと、俺TUEEE感が強すぎて、個人的にあまり好きではないのですが、この作品、こういった俺TUEEEの濃度が丁度良いというか、ほんとギリギリなんですよ。
これ以上やったら個人的にはつまんなくなって読むの辞めてしまうな。っていう一歩手前、ほんとギリギリのラインで俺TUEEEしてるんですよね(笑)
例えば、主人公は時間を止められるんですが、その止められる時間に制限があったり、疲れてくると全体的に能力が落ちていったりとか。
そして敵キャラも、転入した学園でのクラス対抗戦に始まり、他の魔法学園の生徒との魔術大会やら学園ファンタジーとして王道な流れの中で登場する強キャラたち。
彼ら彼女らの能力も、半チートと化している主人公と互角以上で面白いです。
そして読んでいれば段々分かってくる、明らかにあの神アニメをオマージュしてるよねっていうネーミングや設定被り。ほんとそのオマージュもギリギリのラインで、コメディとして面白いです。
タイトル、あらすじがベタななろう作品で、食わず嫌いしてる人がいるかもしれませんが
普通に面白いんでのぞくだけでもしてみては?
8.超絶政治闘争学園ノブリス
少年、渡会夏彦は憧れだった超マンモス校、ノブリス学園に入学する。
ノブリス学園は数多くのエリートを輩出してきた名門校である一方、来る者拒まずで誰でも入学できる学校であり、入学した後で能力によって明確に差別される厳しい学校でもあった。
特に秀でた能力もなく、憧れだけでノブリス学園に入学した夏彦だったが、やがて学園の闇で起こる六つの会と六人の王による、『限定能力』と呼ばれる特殊能力を使った血みどろの抗争に巻き込まれていく。
学園ファンタジーに「政治」という要素が加わっていて面白いです。
あらすじにある、6つの会による派閥争いが物語の中心になっていて、一見するとあまりファンタジー感がないですが、「限定能力」と呼ばれる特殊能力だったりバトルシーンもあります(料理対決もあるけど)ので、楽しめるかと。
9.下の下には俺(した)がいる
魔術の才能がない”落ちこぼれ”の少年、菖蒲響(あやめひびき)は、見下す周囲の視線に耐えながら、腐らず鍛錬を重ねていた。それでも上がらない実力に歯噛みする彼は、佐倉奏と出会い、実力がなくても勝つ方法――戦術を学んでいく。
現代学園ファンタジー。
この作品の特徴は、主人公がずっと”落ちこぼれ”のままな事。
よくある「成り上がり」ではなく、特別な力も得ることはありません。
そんな才能がない主人公が「学園最強」と呼ばれる佐倉奏の弟子になって、学園ファンタジーの定番である、学内戦や学園対抗戦などで勝利を目指して戦っていきます。
弱くても勝てる!!弱者が弱者のまま、工夫して勝利を勝ち取るのは痛快なので、ぜひ。
10.ハルジオン~口だけ野郎一代記~
春風紫苑は己を愛している。否、己しか愛していない。
己を良く見せることにだけ全霊を注ぎ、全力で口車を回している。
その結果として僕っ娘メンヘラやメンヘラロリに目をつけられるのだが、口車は止らない。
これは自業自得の物語である――――そこには一切同情すべき点は無い。
膨れ上がる虚像、加速するメンヘラ。さあ、道化芝居を始めよう!
異色な、、いや異色すぎる作品。
ジャンルとしては学園ファンタジーに加え、いわゆる「勘違い系」というやつ。
ほんと主人公の紫苑はクズなんですが、顔だけはイケメンで、ただ単純に「自分が楽をしたい。」「助かりたい」という一心で行動したり発言してるのが、周りからは良いように捉えられるという。
それがやがて大きな規模になっていってほんと面白いです。
中々癖の強い作品なので、好みが別れそうですが、学園ファンタジーというジャンル枠だけでなく、普通になろう小説の中での「一味違う作品」としても紹介できる作品です。
番外編 なろう以外でおすすめの学園モノ
番外編として、なろう以外の小説投稿サイトで読める俺得な学園ファンタジーを紹介。
できそこないの救世主
時は現代。
人間界に魔族が進出してから、もうすぐ15年が経とうとしている頃。
日本に四つしかない魔術師学校の内の一校・桜峰(さくらみね)魔術師学園。
この場所に、一人の少年が入学してきた。
全てはそこから始まった。
エブリスタで読めます。
いきなり魔法学園に入学することになったり、主人公の中に謎の強大な力が眠っていたりと、もう学園ファンタジー好きにはたまらない作品。
そしてダブルヒロイン!金髪ツンツンヒロインに和風ほんわか系。さらに一癖も二癖もある魅力的な仲間たち。
そして次々と主人公鋼介たちの目の前に立ちはだかる困難。
間違いなくおすすめの一作です。
テスタメント
神は世界を作った。
神は人を分けた。
覇権を巡り戦争が起きた。
語り継がれし英雄が戦を治めた時、
女神が舞い降り世界を分けた。
* * *
「大丈夫。必ずここに、帰ってくる」
「誰よりも強く。それが、俺の生き方だ」
「もう……皆とは居られない」
「生まれてきたら、ダメだったのかな」
「世界に嫌われようと、構いません」
「私はアンタを信じる。だって私は──」
魔法が普及した異世界で、
少年は仲間と共に成長する。
命を賭けて守りたい物。
あなたにはありますか?
こちらもエブリスタの作品。
主人公の戦闘スタイルが刀×雷で厨二心をかなーり刺激してきます。
できそこないの救世主同様、学園ファンタジーの全てがつまっていて、この作品はより規模が大きい感じ。
エブリスタの作品らしいテンポの良い会話や巧妙な伏線に謎。
悪が単純に悪でない、敵は本当に悪なのか?などなど考えさせられる作品で、最高の一作となってます。
最後に 学園ファンタジーモノを探す旅はまだまだ続く
という事で、小説家になろうで読める俺得な学園ファンタジー作品と、番外編としてなろう以外で読める学園ファンタジーを紹介してきました。
改めてまとめると、
・テレポーター
・龍鎖のオリ ―心の中の“こころ”―
・聖樹の国の禁呪使い
・ソード・オブ・ベルゼビュート
・甘く優しい世界で生きるには
・平和の守護者(書籍版タイトル:創世のエブリオット・シード)
・時使い魔術師の転生無双 ~魔術学院の劣等生、実は最強の時間系魔術師でした~
・超絶政治闘争学園ノブリス
・下の下には俺(した)がいる
・ハルジオン~口だけ野郎一代記~
なろう以外では
・できそこないの救世主
・テスタメント
こんな感じです。
龍鎖は好きになれなかったな。
ストーリー的にそうしたってのはわかるが、リサが他の男とくっついてるって状態で話の軸にするのは、読者引き込む部分でハードル高過ぎる。
リサは騙されて・・・とか言われても主人公への態度がトゲありすぎて、嫌いなキャラになってしまう。
物語として関係を拗らせ過ぎてはいけないって良い例だった。
結局、扱い切れなくなって最後には退場させるなら、コイツいる?
出来損ないの救世主選出は分かってますね。
あれは主人公ご弱くて強い上にギャグ寄りで面白いですよね〜途中戦闘が冗長なのが傷ですけど
黄昏の方程式も好きでしたけどエタりましたよねあれ…
とりあえず好み合いそうなので参考にします
ありがとうございます。ぜひ参考にしてみてください!