アニメは観たことあったんだけど、原作は初めてでずっと読みたかった作品の第一巻。アニメ的には第1期1話〜4話の聖者の右腕編にあたる内容で、古城と雪菜の出会いから、殲教師ルードルフとホムンクルスのアスタルテが絃神島に攻めてくるという内容になってます。
2巻の感想はこちら
ストライク・ザ・ブラッド1 聖者の右腕 あらすじ
“第四真祖”── それは伝説の中にしか存在しないはずの世界最強の吸血鬼。十二体もの眷獣(けんじゅう)を従え、災厄を撒き散らすといわれる幻の吸血鬼が、日本に出現したという。その“第四真祖”監視と抹殺のため、政府・獅子王機関は“剣巫(けんなぎ)”と呼ばれる攻魔師(こうまし)の派遣を決定。しかしなぜか監視役として選ばれたのは、見習い“剣巫”の少女、姫柊雪菜(ひめらぎゆきな)だった。対真祖用の最強の霊槍(れいそう)を携え、魔族特区“絃神(いとがみ)市”を訪れる雪菜。そこで彼女が遭遇した“第四真祖”暁古城(あかつきこじょう)の正体とは!?
Amazon作品ページより
ストライク・ザ・ブラッド1 聖者の右腕 感想
これはアニメ視聴済みから原作を読んだときのあるあるだと思うんですけど、アニメでは分からなかったことや詳細な部分が描かれていたり、違っていたりしてて、割とそこに目が行くという。あ、こんな感じだったんだ、面白いって新たな発見があるのでいいですよね。
ということで、ざっと目についた部分として、
- 雪菜は今回の第四真祖の任務に就くにあたり、支度金で1千万円貰っていた。獅子王機関の経理の人にいつ死んでも悔いの残らないよう沢山もらったとか。
- 雪菜の日用品を買いに行ったあと、アニメではその姿を電車から浅葱に見られてましたが、原作では会っている。そして、世界史のレポートを見せてもらえずだった。
- 古城がバスケを辞めた理由が詳細に語られていた。アニメだと意味深な感じで終わっていた。
- アニメ内だと「剣巫」って言葉がいつの間にか出てきてたんだが、しっかりどうゆう存在か描写があった
- 雪菜の武器、「シュネーヴァルツアー」は七式突撃降魔機槍でと書いて、そう読む。
- アスタルテのセリフの「ロドタクテュロス」は薔薇の指先と書く。
- 「ここからはオレのケンカだ」は「ここからは第四真祖の戦争だ」と書く。
- 「いいえ先輩。私たちのケンカです」は「いいえ、先輩。わたしたちの聖戦です。」
- レグルスアウルムが暴れたり、雪菜の血を初めて吸った時最初に従ったしたのは、雪菜を気に入ってたというか雪菜に懐いていたから。(これには結構驚いた)
- どうして、先行していた殲教師ルードルフとホムンクルスのアスタルテに追いついたのか?が判明。
- 雪菜の当て馬発言は、原作では古城から言っていた。古城は結構失礼な奴(笑)
- しっかりと後始末というか、殲教師ルードルフの目的であった要石に使用されていた聖遺物の件も解決になる方向。
こんな感じ。まあ、古城と雪菜を始めとするヒロインズ達との交流ってのが見どころの一つである作品ですが、第四真祖ってのがでたらめな力であるっていうのが原作ではより引き立って描かれていた印象。細かな用語や、心理描写などもしっかりあってやっぱ原作も面白いなって思いました。
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