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【個性的な作品が揃う】角川文庫おすすめ作品まとめ

角川文庫のおすすめ作品をまとめました。

ジャンルごっちゃ混ぜなんですが、どれも最高に面白いです。

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角川文庫おすすめ作品まとめ

D機関シリーズ (ジョーカーゲーム他)/柳 広司

”魔王”――結城中佐の発案で、陸軍内に極秘裏に設立されたスパイ養成学校”D機関”。その異能の精鋭達が、緊迫の諜報戦を繰り広げる! 吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞に輝く究極のスパイミステリ。(ジョーカーゲーム あらすじ)

D機関シリーズとは、『ジョーカー・ゲーム』からはじまる柳広司さんの人気シリーズ作品。第二次世界大戦前後の世界が舞台で、「D機関」と呼ばれる架空の諜報組織が活躍する様子を描いたスパイ・ミステリー作品。

一流スパイの活躍が最高に面白い。

青の炎/貴志 祐介

櫛森秀一は湘南の高校に通う17歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との3人暮らし。その平和な家庭に、母が10年前に別れた男、曾根が現れた。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとする。警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意した。自らの手で曾根を葬り去ることを……。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。

『新世界より』や『悪の教典』などでお馴染み貴志祐介さんが1999年に発売した作品で二宮和也さん主演で映画化もされてる。

ミステリーってトリックやなぜ殺したのか?どうやって殺したのか?など色々醍醐味あるんですが、この作品は”人が殺人を起こすまでの過程”にパラメータ全振りしてる。

一人のリア充がどのようにして狂っていくのかが鮮明で、とにかく嫌な気持ちにしかならないのだけど、ページをめくる手が止まらないです。

准教授 高槻彰良の考察/澤村 御影

嘘を聞き分ける耳を持ち、それゆえ孤独になってしまった大学生・深町尚哉。幼い頃に迷い込んだ不思議な祭りについて書いたレポートがきっかけで、怪事件を収集する民俗学の准教授・高槻に気に入られ、助手をする事に。幽霊物件や呪いの藁人形を嬉々として調査する高槻もまた、過去に奇怪な体験をしていた―。「真実を、知りたいとは思わない?」凸凹コンビが怪異や都市伝説の謎を『解釈』する軽快な民俗学ミステリ、開講!

あらすじにもあるように主人公は嘘を見抜く事が出来て、それの描き方が特殊。

こんな感じで描くのかって新たな発見でした。最初普通に乱調?って言うんですかね。印刷ミスだと思ったんですよ。面白いアイディアでした。

鹿の王/上橋 菜穂子

強大な帝国・東乎瑠から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団“独角”。妻と子を病で失い絶望の底にあったヴァンはその頭として戦うが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていた。ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。生き延びたヴァンは、同じく病から逃れた幼子にユナと名前を付けて育てるが!?たったふたりだけ生き残った父と子が、未曾有の危機に立ち向かう。壮大な冒険が、いまはじまる―!

全5巻(本編4巻+外伝1巻)。

最強の騎士団「独角」の最後の頭・ヴァンと、東乎瑠の天才医術師・ホッサルの二人を中心に織り成すファンタジー作品。医療をテーマにもしていて、世界中に蔓延しようとしている伝染病をするのは2020年から続くコロナ禍にも通ずるものあるのではないでしょうか?

青くて痛くて脆い/住野 よる

人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学一年の春、僕は秋好寿乃に出会った。周囲から浮いていて、けれど誰よりもまっすぐだった彼女。その理想と情熱にふれて、僕たちは二人で秘密結社「モアイ」をつくった。――それから三年、あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。そして、僕の心には彼女がついた嘘がトゲのように刺さっていた。傷つくことの痛みと青春の残酷さを描ききった住野よるの代表作。

「君の膵臓を食べたい」でお馴染みの住野よるさんの作品。

秘密結社「モアイ」を結成した女子と男子の大学生2人がメインの話なんだけど、こじらせてしまった青春という印象で、読み進めていくうちにどこか目を背けてしまいたくなるのは、きっとそうゆう事なんだと思う。

夜は短し歩けよ乙女/森見 登美彦

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作。

森見登美彦作品の有名作。独特、奇才。

不思議な一夜を得ての先輩と後輩の関係性や偶然が面白い。最初はその不可思議は世界観と文章に慣れるのが大変ですが、一度感覚が分かると病みつきになってしまうんですよね。

ペンギン・ハイウェイ/森見 登美彦

ぼくはまだ小学校の四年生だが、もう大人に負けないほどいろいろなことを知っている。毎日きちんとノートを取るし、たくさん本を読むからだ。ある日、ぼくが住む郊外の街に、突然ペンギンたちが現れた。このおかしな事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした──。少年が目にする世界は、毎日無限に広がっていく。第31回日本SF大賞受賞作。

森見登美彦2作目。主人公のアオヤマとお姉さんのやりとりが楽しい。夜は短し~よりもさらにSFチックで謎が多く。僕のお姉さんに対する憧れ以上の感情も切ない。

映画化、アニメ化もされてます。

防犯探偵・榎本シリーズ -鍵の掛かった部屋-/貴志 祐介

元・空き巣狙いの会田は、甥が練炭自殺をしたらしい瞬間に偶然居合わせる。ドアにはサムターン錠がかかったうえ目張りまでされ、完全な密室状態。だが防犯コンサルタント(本職は泥棒!?)の榎本と弁護士の純子は、これは計画的な殺人ではないかと疑う(「鍵のかかった部屋」)。ほか、欠陥住宅の密室、舞台本番中の密室など、驚天動地の密室トリック4連発。あなたはこの密室を解き明かせるか!?

防犯探偵シリーズの第3弾。嵐の大野智さんが主演でドラマ化もされた話題作で、とにかく密室だらけの短編集。個人的にはミステリの中で密室モノは特に好きなので最高でした。

榎本の掴みどころがない飄々としたキャラも良きです。

スパイ失業/赤川次郎

伊原ユリ、四十一歳。夫は目下入院中。中一の娘を抱え、人材派遣会社に勤めている。しかしそれは表の顔。実は彼女、ヨーロッパにある小国、ポメラニア共和国の女スパイなのだ。だが、ある日突然、共和国が消滅してしまう。ユリはその衝撃にもめげず、新入りの河本青年を従え、仕事先に向うが、途中、駅のホームで、何者かに突き飛ばされた。誰かが彼女を殺そうとしている!!謎の敵とユリの闘いが、始まった。ユーモアミステリーの傑作長篇。

突然雇用先の国が財政破錠、つまり倒産してしまった女スパイのはなし。

倒産したのもつかの間、駅のホームから突き落とされかけたり、派遣先のパーティ会場で大臣を狙う暗殺に遭遇したりと、周囲が騒がしくなる。

ついには夫と娘にも危険が迫り、ユリは謎の敵に立ち向かう――。赤川次郎作品お得意の予想外の展開だらけで面白いです。

本日は悲劇なり/赤川次郎

私立K女子高校。早朝の教室で、ひとりの生徒が手首を切って自殺しているのが発見された。TVレポーターとしてその事件の報道に関わることになった白木。しかし視聴率優先の番組づくりに嫌気がさした彼は、独自に自殺の原因を探り始めた。学校側も両親も、明らかに何かを隠している。やがて白木は少女が遺書をのこしていたことを知り、何とかそれを手に入れようとするのだが…。

赤川次郎作品2つ目。

本日は悲劇なりと1/2の我が家の短編二作品が収録。本日は悲劇なりでは、女子生徒の自殺の真相をTVレポーターが追う。ミステリーとしての完成度と読後感。そして報道とは何か?を考えさせられる作品になってます。

起業闘争/高杉 良

石川島播磨重工業(IHI)情報システム室開発センター所長の碓井優は、ソフトウェア外販事業撤退の命を受け退社を決意する。碓井の仕事への情熱、取引先への真摯な対応に惹かれたシステムエンジニアたちも次々と後を追った。IHI側の切り崩し工作にも怯まず、碓井たちはベンチャー企業のコスモ・エイティを設立し、苛烈な情報処理産業に参戦していく。会社とは、リーダーとは何かを問い直す実名企業小説。

THE・昔の起業物語という感じ。

碓井の人柄に惹かれてエンジニアたちがついていくって、現代だとあんまりこうゆう事聞かないので、読んでて面白かった。

17歳のラリー/天沢 夏月

「七月くらいにいなくなるわ」十七歳の春。海外への留学が決まったという三年生のエース・川木の一言が、平凡な都立高校テニス部にさざ波を立てる。絶対的な才能を持つ彼に対し、抱えていても言い出せなかった仲間達の劣等感、葛藤、嫉妬、恋慕…。そして部を去ることを決めた、川木自身の本音。積み重なった様々な想いは、やがて最後の夏を前に連鎖的に爆発していく。高校三年生の等身大を鮮やかに描き出した青春群像。

1人の個人に様々なキャラがそいつの印象を述べていくって作品。思春期特有の嫉妬とか色んな感情渦巻いて、あらすじにもあるけど、まさに青春群像劇。

川木の心情を想像しながら読むとさらに良い。

仮面のマドンナ/小池 真理子

市原寿々子は27歳、OL。東京で独り暮らしを始めてもう9年になる。ある日、寿々子の元へ仙台の両親から8度目の見合い話が舞いこんだ。寿々子は恋人である五郎にこの話を相談し、ある工作を企てる。興信所に自らの素行調査を依頼し、五郎と共にあえて品行劣悪な行動をとり、破談させようというのである。が、興信所の尾行初日、寿々子は遊びに行ったディスコで爆発事故に遭い、全身火傷を負ったうえ意識不明に陥ってしまう。そして気付いた時、彼女は虚空の闇に、絶叫という名の産声をあげたのだった―。人間の極限の心理と、日常の奥底に潜む狂気とをクロスさせて見事に描き切った、迫真のサスペンス、書下しで堂々登場。

「ディスコ」という単語が出てくるあたり、作中の時代を感じる。

ですが、そんな時代感なんてどうでもよくなるほどの展開の連続な上質なサスペンス。読んだあとはしばらく放心状態なること間違いなし。

RDB レッドデータガール/荻原 規子

熊野古道で暮らす中学3年生の泉水子は、ある日昔会ったきりの幼なじみ・深行と再会する。泉水子を守る宿命にあるという彼は「どうしてこんなのが、女神だって言えるんだ」と反発していて!?戸惑す泉水子だったが、修学旅行で訪れた東京で彼女の秘密が明らかになり…。現代ファンタジーの最高傑作が、アニメ版キャラクター原案を手がけた岸田メル描き下ろしイラストとともに登場。世界の命運を左右する少女の物語が、いま始まる。

初見はアニメで観た。原作は全6巻のシリーズもの。

和風ファンタジーとしては、これ以上ないほどの名作で「普通になりたい」少女の成長を描く。ケータイやパソコンが自由に使えないのはキツイよなー。

ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論/松岡 圭祐

新進気鋭の作家に盗作疑惑!? 発覚後は失踪――

ラノベ作家の杉浦李奈は、新進気鋭の小説家・岩崎翔吾との雑誌対談に出席。テーマの「芥川龍之介と太宰治」について互いに意見を交わした。この企画がきっかけとなり、次作の帯に岩崎からの推薦文をもらえることになった李奈だったが、新作発売直前、岩崎の小説に盗作疑惑が持ち上がり、この件は白紙に。そればかりか、盗作騒動に端を発した不可解な事件に巻き込まれていく……。真相は一体? 出版界を巡る文学ミステリ!

2021年10月に発売。

新人作家を主人公に出版業界、作家のあれこれを描きつつ盗作騒動から始まるミステリ。作中の杉浦と岩崎の太宰と芥川に関する対談など、読んでて興味深い内容も沢山あって面白い。

猟犬の國/芝村 裕吏

日本の誇る情報機関、その組織には名前すらない。ただ、便宜上「イトウ家」と呼ばれる。平和にまどろむ日本が一日も長く続くように戦う無名の戦士、いや猟犬たち。今日も情報と軽武装を頼りに、国内外の“邪魔者”を騙し、操り、脅し、殺す。日本人でもないのに、猟犬に不本意ながらなった男がいた。―良心をすり減らして生きてきた男の今日の仕事は?『マージナル・オペレーション』で軍事小説の新境地を拓いた著者が贈る、スパイ小説!

スパイ小説とあるんですが一味違うぶっ飛んでる作品という印象。

昨今の流行に逆行した説明しない作品で、内容もスパイものなのにコミカル。続編の猟犬の旗と合わせて読むとなお面白いです。

ネガレアリテの悪魔/大塚 已愛

19世紀末、ロンドンの画廊で展示されたルーベンス未発表の「真作」。エディスはその絵に目を奪われるが、見知らぬ美貌の青年は「贋作」と断言した。数日後に画廊を再訪したエディスは、突如色彩が反転した世界に閉じ込められ、絵の中から現れた異形の怪物に襲われる。間一髪のところを救ってくれたのは、サミュエルと名乗った先日の青年だった。贋作に宿りし悪魔を祓え―少女×人外の麗しきコンビが謎に挑む冒険活劇、開幕!第4回角川文庫キャラクター小説大賞大賞受賞作

絵画から化け物が出てくる点やサミュエルというキャラの設定なんかが絶妙で面白い。あらすじの通り、キャラ小説大賞を取るだけある。

君たちは今が世界/ 朝比奈 あすか

2020年、難関中学の入試で出題多数!教室で渦巻く、悪意と希望の物語。

「文ちん、やれるよな?」人気者とつるむようになってから、文也は自分がクラスの中心にいるような気分がする。担任の幾田先生は地味で怖くないし、友達と認定してくれるみんなと一緒にいるのが一番大切だ。ある日、クラスを崩壊させる大事件に関わってしまうまでは――。(「みんなといたいみんな」)
今の自分は仮の姿だ。六年生の杏美は、おとなしい友人の間で息をひそめて学級崩壊したクラスをやりすごし、私立中学に進学する日を心待ちにしている。宿題を写したいときだけ都合よく話しかけてくる”女王”香奈枝のことも諦めているが、彼女と親友同士だった幼い記憶がよみがえり……。(「こんなものは、全部通り過ぎる」)

学校も家庭も、子どもは生きる世界を選べない。胸が苦しくなるような葛藤と、その先にある光とは。

章ごとに主役の小学生が違うんですが、それぞれ「あーなるほど」と。昔自分も似た経験した、或いは見かけたことあるような話で、色々考えさせられる作品です。

教室に雨は降らない/伊岡 瞬

森島巧は公立小学校で音楽の臨時講師として働く23歳だ。音楽家の親の影響で音大を卒業するも、流されるように教員の道に進んでしまう。腰掛け気分で働いていた森島だが、学校で起こる予想外のトラブルに巻き込まれていく。モンスターペアレント、いじめ、無気力教師、学級崩壊…さまざまな問題にぶつかり、手探りで解決していく中で、彼が見つけた真実とは?曇りがちな私たちの心を晴れやかにする珠玉の青春ミステリー。

学校内で起きる謎をこの23歳の音楽教師が紐解いていく。

モンペやイジメといった教育現場で起きる問題を描きつつ、ミステリとして謎の中にさらに謎がある深み、構成が秀逸です。

彼女の色に届くまで/似鳥 鶏

画商の息子で画家を目指す僕こと緑川礼は、冴えない高校生活を送っていた。だがある日、学校で絵画損壊事件の犯人と疑われてしまう。窮地を救ったのは謎めいた同学年の美少女、千坂桜だった。千坂は有名絵画をヒントに事件の真相を解き明かし、僕の日常は一変する。高校・芸大・社会人と、天才的な美術センスを持つ千坂と共に、絵画にまつわる事件に巻き込まれていくが…。鮮やかな仕掛けと驚きに満ちた青春アートミステリ。

まさに鮮やかなミステリ。

と同時に一人の男の折り合いの物語。絵画とミステリを掛け合わせた独自性と千坂桜という魅力的なキャラ。

そして誰もが一度は経験したことある心情とが絶妙なバランスで描かれてる名作。

白衣の嘘/長岡 弘樹

苦手な縫合の練習のため、シミュレーターに向かう内科医の副島。彼が担当した女性患者はある秘密を抱えていた(「最後の良薬」)。バレーボール日本代表の彩夏と、医者である姉の多佳子。2人は実家に向かう途中でトンネル崩落事故に巻き込まれてしまう。運転席に閉じ込められた妹に対して多佳子がとった意外な行動とは(「涙の成分比」)。医療の現場を舞台に描き出す、鮮やかな謎と予想外の結末。名手による傑作ミステリ集。

医療ミステリ短編集。個人的には「最後の良薬」が好き。

ブルーもしくはブルー/山本 文緒

広告代理店勤務のスマートな男と結婚し、東京で暮らす佐々木蒼子。六回目の結婚記念日は年下の恋人と旅行中…そんな蒼子が自分のそっくり「蒼子B」と出くわした。彼女は過去の記憶をすっかり共有し、昔の恋人河見と結婚して、真面目な主婦生活を送っていた。全く性格の違う蒼子Aと蒼子B。ある日、二人は入れ替わることを決意した。誰もが夢見る「もうひとつの人生」の苦悩と歓びを描いた切なくいとおしい恋愛ファンタジー。万華鏡のような美しい小説。

似た人というか、ドッペルゲンガーと1か月だけ期間限定で入れ替わり生活!しかし、それが思わぬ展開となって……という。

人間誰しもが思う「あの時あの選択を取ってたら」みたいのが描かれてて面白いです。

シュガーレス・ラブ/山本 文緒

短時間、正座しただけで骨折する「骨粗鬆症」。美人と言われてトイレにも立てなくなる「便秘」。恋人からの電話を待って夜も眠れない「睡眠障害」。月に一度、些細なことで苛々する女の「生理痛」。フードコーディネーターを突然、襲う「味覚異常」…。恋が、仕事が、家庭が、女たちの心と体を蝕んでゆく。現代女性をとりまくストレス・シンドロームと、それに立ち向かい、再生する姿を描く10話。

あらすじにあるように現代病に悩まされる女性達を描く。

それぞれの病の症状だったり、それによって伴う障害や辛さが鮮明に描かれていて、リアルでした。

私立シードゥス学院/高里 椎奈

選ばれし小紳士達が集う全寮制の学舎、私立シードゥス学院。13歳から17歳までの生徒が5つの寮に分かれ寝食を共にする。“青寮”1年生の仲良しトリオ、獅子王・弓削・日辻は時に他寮の生徒や上級生と衝突しながらも穏やかな生活を送っていた。しかしある日、宿舎で教師の殺人未遂事件が起こる。上級生の証言により、獅子王に疑いがかけられ―?「何人たりとも、学院の平和を乱す者は許さない」優雅な寄宿学校ミステリ、開幕!

寄宿学校で起こる謎を1年生トリオが解決していく。この記事執筆時点では3巻まで発売。基本、短編でテンポ良く物語が進んでいきます。

僕の目に映るきみと謎は/井上 悠宇

僕の幼馴染、祀奇恋子の視る世界は異常である。彼女は謎を視て、怪異を解き明かす霊能探偵だ。ある時、僕たちの通う高校で生徒の連続自殺が起きた。そこには受け取った相手を呪い殺す「トモビキ人形」がかかわっているらしい。親友から人形を渡された女子生徒の相談を受け、恋子は5W1Hを駆使して怪異を暴く、「除霊推理」に挑むことを決める。怖がりのくせに逃げない幼馴染を守るため、僕も助手として調査を始めるが―。

オカルトミステリ。探偵である女子高生・祀奇恋子は事件の5W1Hを明らかにし、オカルトの正体を明らかにすることで、除霊するっていう除霊推理(オカルトトラッキング)の使い手。

オカルト要素だけでなく、ミステリとしても素晴らしく「え、まだそんな展開あるの?」って読んでてなったり、どんどん真相が明らかになっていく展開がよい。他にも恋子と真守のコンビは魅力的だし、ヤマネコや鈴麗とかいい感じのキャラが何人か登場してるので、これっきりで終わるのはちょっと勿体無いなー。ぜひいつかシリーズ化を。

私は告白ができない/櫻 いいよ

高2の小夜子は校内でも人気者の風紀部部長・睦月に片想い中。
ある日、渡そうと思い持ち歩いていたラブレターを紛失してしまい落ち込んでいると、
睦月が「風紀を乱す窃盗犯を捜す」と言い出した。
こんな展開で本人に読まれるなんて最悪! 絶対に阻止しなければ――。
他にも送ったはずの告白のメールが読まれていなかったりと、
誰かがわたしの告白を邪魔している気がして……。

予想外の展開に圧倒される、ドタバタ告白恋愛ミステリ!

あらすじにある、告白恋愛ミステリの通りちょっとした謎もあるのだが、それ以上に甘酸っぱい青春って感じがして、おじさんには眩しすぎた。

座敷わらしとシェアハウス/篠原 悠希

普通の女子高生・水分佳乃は、祖母の形見の品を持ち帰った日から、一人暮らしのマンションに、人の気配を感じるように。そんなある日、佳乃は食卓に座る子供と出会う。「座敷わらし」と名乗る子供は、なんと日に日に成長し、気づけば妙齢の男前に。性格は「わらし」のままなのに、親友には「私に黙って彼氏を作るなんて!」と誤解され、焦る佳乃だが…。「成長しちゃう座敷わらし」と女子高生の、ちょっと不思議な青春小説!

イケメンな座敷わらしとシェアハウスなので、ラブコメかなと思いきや、あまりそんな感じがしなかったのがこの作品の魅力というか予想外なところ。

教室が、ひとりになるまで/浅倉 秋成

私立北楓高校で起きた生徒の連続自殺。ひとりは学校のトイレで首を吊り、ふたりは校舎から飛び降りた。「私は教室で大きな声を出しすぎました。調律される必要があります」という、同じ文言の遺書を認めて。垣内友弘にとって三人の死は疑いようもなく自殺―のはずだった。白瀬美月の言葉を聞くまでは。「三人とも自殺なんかじゃない。みんなあいつに殺されたの」最高のクラスで、何故『自殺』は起きたのか。『犯人』の目的は何なのか。伏線の狙撃手が贈る、慟哭の本格青春ミステリ。

SFの要素入っちゃってるので、正統派な学園ミステリではないんですが、とにかく展開が読めなくて面白いです。タイトルの意味も秀逸。

バッテリー/あさのあつこ

ピッチャーとしての自分の才能を強く信じ、ぜったいの自信をもつ原田巧。中学入学を前に引っ越した山間の町で、同じ年とは思えない大きな体のキャッチャー、永倉豪と出会う。二人なら「最高のバッテリー」になれる、そんな想いが巧の胸をゆさぶる。誇り高き天才ピッチャーと、心を通わせようとするキャッチャー。大人をも動かす少年たちの物語!世代を超える大ベストセラー、ついに登板!!

名作。少年時代読んだときは原田の天才性に憧れた。

続編のラスト・イニングと合わせてオススメ。

人間の証明/森村誠一

ホテルの最上階に向かうエレベーターの中で、ナイフで刺された黒人が死亡した。棟居刑事は被害者がタクシーに忘れた詩集を足がかりに、事件の全貌を追う。日米共同の捜査で浮かび上がる意外な容疑者とは!?

なぜそんなところで死亡したのか?彼は何がしたかったのか?一つ一つの謎が明かされていく展開が読んでて気持ちいい。最高のミステリです。

猫には推理がよく似合う/深木 章子

とある法律事務所の事務員・花織はある日、“おしゃべりする猫”スコティに推理合戦を仕掛けられる。「もしいま先生が殺されて、金庫の中身が盗まれたら、犯人は誰だと思う?」金庫に入っているのは5カラットのダイヤの指輪、資産家の遺言書、失踪人の詫び状、12通の不渡り手形。怪しい依頼人たちを容疑者に妄想を膨らます1人と1匹。なぜか事件が現実になり―。衝撃のどんでん返しの本格ミステリ。

“おしゃべりする猫”スコティとタラレバ話してたら、ホントに起きちゃったという話。

しゃべる猫ということでファンタジーもあるのか?と思われがちですが、普通に本格ミステリに仕上がるようになってます。

古典部シリーズ/米澤穂信

いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実―。何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ登場!第五回角川学園小説大賞奨励賞受賞。(氷菓あらすじ)

古典部シリーズとは米澤穂信さんの学園青春ミステリーシリーズ。「氷菓」を始め、人が死なないミステリーとして人気のシリーズになっています。

アニメ化されたことで人気が爆発した印象なんですが、もちろん原作も面白いです。

さいごに

以上、角川文庫のおすすめ作品を紹介してきました。

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