こんな悩みに答えるような作品を5つ紹介します。
どれもランキング上位にはないですが、もうほんとに面白い、魅力的な作品ばかりを揃えました。
小説家になろうの隠れた名作ファンタジーを5つ紹介
ンディアナガル殲記
思い通りにならない日常に鬱屈していた俺が召喚されたのは、塩に埋もれていく世界だった。
右も左も分からないまま俺は「破壊と殺戮の神ンディアナガル」と呼ばれ、最前線へと放り出される。
その戦場の最中、俺は自分が無敵の存在になっていると気付かされる。
元の世界に戻るのに最低一週間は必要だと知った俺は、その一週間だけでもこの世界でハーレムを作ろうと、戦斧を手に戦う決意を固めるのだが……
初っ端から強烈な作品です。
現在、連載中。
ジャンル的には異世界召喚+俺Tueeeモノ。だけど、内容は定番とは正反対のドロドロ・ダーク・グロい。
もちろんハーレムも築けません。
「あ、ヒロイン出てきた。」と思ったら普通に死にます。しかもこれまたエグイ死に方。
そんな感じで、人がバンバン死にます。
詳しく感想記事も書いてます。
定番・お約束なんてなんのその。ハッピーエンドなんてクソくらえ。グロい系が好きで、かつ圧倒的な力で相手を制圧する感じが好きな人には特におススメですね。
インスタント・メサイア シリーズ
魔族と呼ばれる怪物たちに、生まれ育った村を滅ぼされた男がいた。
ホールズと呼ばれるその大陸で、人類は、徐々に力を増していく魔族の勢力に生息圏を奪われはじめていた。
そのような中、彼は奴隷商に引き取られて生きてきた。
村の唯一の生き残り『ナイン』が、恨みなどもう忘れたのだと。
そんな風に見せかけて、底抜けの憎悪と愛情を世界に叩きつけるお話。
自分の大事な者を全て奪った魔族の下僕となり、彼女たちを命懸けの愛情と狂気で侵食する物語。
バトルメインではないけど、圧巻の独特なストーリーに引き込まれます。
簡単に言えば復讐モノだけど、そこに至るまでの過程が単純ではない。
主人公が徐々に徐々に得体のしれない力で追い詰めていく感じです。
あまりこのような作品は読んだことなかったのですが見事にハマりました。
冒頭、キャラデザもあって読んでいてイメージしやすいです。ナインってこんな感じだなー、と。さらに場面ごとに背景を工夫していたりなど仕掛けもいくつかあり、伏線回収も見事。
ガロンさんチョロインだけどまあ、ね。
個別感想記事はこちら。
書籍化もされてます。
終天の異世界と拳撃の騎士
長年打ち込んできた空手に挫折しかけ、無気力な日々を過ごす高校生の少年・有海流護。ある初夏の晩、あれこれ思い悩む流護は、疎遠気味になっていた幼なじみの少女を夏祭りに誘おうと思い立つ。そうして携帯電話のメールを送り終えた彼が顔を上げると、周囲の景色が見覚えのない草原へと変化していた――。迷い込んだそこは、剣と魔法と魔物に彩られたファンタジー世界。様々な人との出会い、様々な敵との戦い。剣と魔法の飛び交う過酷な異世界を、流護は己が拳で切り抜けてゆく。その世界へ招かれた理由を、知らないままに。――拳に全てを懸ける現代日本の少年と、誇り高き異世界の少女騎士。きっと許されない出会いを果たしてしまった二人の、物語。
ベタな異世界召喚モノだけど、設定がよく練られてる。
「重力」という点に目をつけたのは素晴らしい。
色々ストーリーを積み上げていって、7章あたりでのバトルは圧巻の一言。
そして何よりこの作品は熱い。熱血にして鉄血。拳、拳、拳。連戦に次ぐ連戦でバトル要素がカルピスの原液ぐらい濃い。「おま、中ボスからラスボスまでの間隔短くね?」みたいな(序盤のファブニール戦で思った)
と思ったらちょいちょい入る、お約束のヒロインとの甘酸っぱい展開ですよ。
的な感じでやきもきしつつ、きっちりヒロインのピンチにはリューゴが駆け付けるというのは流石。
熱いバトル・恋愛・怒涛の展開!!とファンタジー定番の魅力がこれでもか!!と詰まっているので、そのような作品を求めている人は絶対読みましょう。
熱き拳と誇り高き精神の協奏曲「終天の異世界と拳撃の騎士」【感想】
この作品も書籍化済み。
終天の異世界と拳撃の騎士 暴君、降臨 (TOブックスラノベ)
魔女たちの夜宴
御祝七瀬(みいわい・ななせ)はちょっとクセのある性格のせいで、「七割の男」と呼ばれる高校1年生。
ある日、自宅に紛れ込んだ黒封筒を開けると、「魔法売ります!」という黒い手紙が……。
興味本位でサインしたところから、すべてが始まった。
七瀬の元にフェレスと名乗る、少女の姿をした使い魔が派遣され、クラスメイトの魔法の悪用を突き止める。
こうして七瀬とフェレスは、学級委員の福主優雅(ふくぬし・ゆうが)共々非日常に、5月1日の「ヴァルプルギスナハト」に巻き込まれていく。
「転生なし、現代、いきなり非日常へ!」という俺的王道ファンタジー作品。
ちょいちょい出てくる挿絵もイイ感じ。
ストーリーも古くからの定番で、突如として人外の力を与えられるも、それがフェレスという少女の姿をした使い魔だったという流れ。
ざっと読んで、第一章はイメージ的にはFateみたいな感じに近いと思いました。
最近のなろうでは少数派で絶滅危惧種な作品かと。
現在、第二章連載中で、ストーリーの幅も広がり見逃せない展開です。
幻想再帰のアリュージョニスト
異世界転生保険とは契約者本人を受取人として、保険量(インシュランス・クオンタム)である新たな人生を給付する制度である。無事支払い条件を満たしていたのはいいが、新たな世界で目を覚ますと何やら開幕から左手を怪物に食い千切られているという大惨事。おまけに原因不明のトラブルで言葉も通じないわ、現代日本の技術を異世界に持ち込んでしまうわで第二の人生は開始早々に前途多難。戦わなければ生き残れない仄暗い迷宮で、片腕を失った男は現代日本の技術を駆使して戦うことを決意する。現代日本の技術――すなわち、サイバネティクスの粋を集めた、機械義肢とサイバーカラテを。
言葉で上手く表せない作品。
上記のあらすじをぱっと読むと、まあちょっと癖はありそうだけど(インシュランス・クオンタムだとかサイバーカラテだとか)、まあ無くはない作品だなーという印象を持つと思う。
けど、これ第1章のあらすじなんですね。しかも、第1章は3ページしかなくて、さらに言えば2019年1月時点で、第4章まで、約200ページほど執筆されてるんですよ。
つまり、その後果てしない物語が続いてるんですよね。
さらに付け加えるとこの作品は基本的に1ページが長い、長い。
ちなみに1ページ目は約57000文字。よくある400文字の原稿用紙約140枚分。
というわけで、全体的に紹介するとなると、どうしても長くなってしまいます。さらに紹介したい要素もめちゃめちゃ多い。
なので、とりあえずもう読んで。というしかない。ほんと申し訳ない。
参考になりそうな記事もいくつか見つけましたので、貼っておきます。
しれっと自分の感想記事も入れてて、すいません。
けど、結局、まとめるとこの作品について言えるのは
ってことだけです。
以上!!小説家になろうの隠れた名作ファンタジー5選でした。
「どうも、邪神です」は個人的に名作だと思うなろう作品です。見てもらえると嬉しいです。できれば感想も、、